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婚姻

2022.12.14

婚姻届受理証明書とは?

婚姻届を出した後に申請をすれば、婚姻届受理証明書を発行してもらうことができます。まずは、婚姻届受理証明書とは何か、書かれている内容やどのようなタイプがあるのかを紹介します。

婚姻届受理証明書の内容

婚姻届受理証明書とは、文字通り「ふたりの婚姻届を受理した」ことを法的に証明する公文書です。役所によって様式に違いがありますが、主に以下の内容が書かれています。
  • 婚姻届を正式に受理したこと
  • 婚姻の年月日
  • 夫の氏名
  • 妻の氏名
  • 本籍地
  • 証明書を発行した行政機関の名前
婚姻届が役所に受理されると同時に正式に夫婦になります。夫婦であることを証明する書類には、戸籍謄本がよく使われますが、新しく戸籍を作る場合、発行までに数日~1週間ほどかかることも。その間、夫婦の証明が必要な場合に婚姻届受理証明書が利用できます。

婚姻届受理証明書のタイプ

婚姻届受理証明書には、通常の用紙を使用したものと、上質紙を使用した賞状のようなデザインのものがあります。市町村によっては、ご当地ならではのデザインもあり、結婚の記念として発行してもらうカップルが多いようです。

婚姻届受理証明書のもらい方は?

婚姻届受理証明書は、1ヵ月以内に役所で手続きをするのがおすすめです。次に、婚姻受理証明書の申請期限や申請方法について紹介します。

婚姻届受理証明書の申請はいつまで?

婚姻届受理証明書の申請には期限はないため、いつでも申請することができます。ただし、役所に提出された婚姻届の保管期限は1ヵ月と決まっており、その期間を過ぎると時間がかかる可能性も。婚姻届を出す際に申請するか、もしくは婚姻届を提出した1ヵ月以内に申請するとスムーズに受け取れるでしょう。

婚姻届を提出した役場で直接申請する

婚姻届を提出した市町村の窓口で証明書が欲しいことを伝えれば発行してもらえます。通常タイプは即日発行できる場合が多いですが、上質タイプは数日~1週間ほどかかることもあるようです。
発行手数料の目安は、通常タイプが350円・上質タイプが1,400円程度。運転免許証やパスポート、マイナンバーカードといった本人確認ができる書類と、発行手数料を準備しておきましょう。

代理人による申請・郵送での申請をする

婚姻届を提出した役所が遠い場合や、手続きへ行く時間が取れない場合などは、代理人が申請したり、郵送で申請したりすることができます。代理人に頼む場合は、委任状や代理人の本人確認書類などが必要です。

婚姻届受理証明書の使い方

婚姻届受理証明書は、婚姻したことを証明する公的書類であることから、いくつかの手続きで使用することができます。ただし、すべての手続きで利用できるとは限らないので注意しましょう。次に、婚姻届受理証明書の使い方について紹介します。

住民票の名義を変更するとき

結婚して引っ越しをした場合は、14日以内に住民票を住む場所に移動しなければなりません。住民票は戸籍情報をもとに作られます。婚姻届を出したばかりの時に住民票を取得すると、戸籍がまだ出来上がっていないため、旧姓が記載されることに。婚姻届受理証明書を提出すれば、住民票の名義変更が速やかにできます。

会社へ「扶養家族」の届け出をするとき

結婚後、どちらかがパートナーの「扶養家族」となる場合は、会社にその申請をする必要があります。戸籍謄本ができる前に会社で「扶養家族」の手続きを申請する時は、婚姻届受理証明書を結婚の証明として使用することが可能です。会社によっては他の福利厚生の申請にも使用できることがあるので、問い合わせてみましょう。

海外の教会で結婚式を挙げるとき

婚姻届受理証明書は海外で結婚式を挙げる際に使えることも。’海外のキリスト教式の結婚式では、キリスト教の教義に則って牧師が祝福をします。ふたりがキリスト教でない場合「ブレッシングウエディング」という方法を取ることで、牧師から祝福を受けられます。この「ブレッシングウエディング」では、ふたりの夫婦の法的な証明が必要です。その際に、婚姻届受理証明書を利用することができます。

婚姻届受理証明書が使用できないケース

婚姻届受理証明書には上記で説明したような使い方ができますが、すべての手続きで使えるわけではありません。銀行口座や運転免許証の名義変更では使用できないので注意しましょう。
①銀行口座の名義変更の場合
口座名義の変更をする場合、まず、新しい戸籍謄本かもしくは、名義が既に変更された運転免許証が必要です。
②運転免許証の名義変更
運転免許証の名義変更には、本籍地が記載された住民票が必要です。

婚姻届受理証明書の飾り方

婚姻届受理証明書は公的書類として使えるだけではなく、結婚の記念品にもなります。最後に婚姻届受理証明書の飾り方のアイディアを紹介します。

結婚式のウエルカムスペースに飾る

結婚式のウエルカムスペースに婚姻届受理証明書を飾って、法的にふたりの結婚が認められたことを報告しましょう。婚姻届の紙は役所に出してしまうと手元に残りません。しかし、婚姻届受理証明書は手元に残すことができます。額に入れて受付台に置いたり、ウエルカムボードに貼ったりして飾るのがおすすめです。

デコレーションして家に飾る

市町村の役所によっては、記念になる賞状のようなデザインで発行してもらえます。ふたりの結婚の証としてキレイな額に入れて、目に見えるところに飾るのがおすすめです.。額にデコレーションを加えたり、他の小物と一緒に飾ったりして好きなようにアレンジしてみましょう。ご当地限定のデザインの婚姻届受理証明書であれば、県外に引っ越した後も、良い思い出になるでしょう。

婚姻届受理証明書について知り、自分達らしい使い方をしよう

婚姻届受理証明書は、会社への届け出や住民票の名義変更、海外での結婚式などに使うことができます。また、使用後は手元に残せるため、ご当地オリジナルの婚姻届受理証明書を額などに入れて、記念品として飾るのもおすすめです。手続きに使用した後は、結婚の証として自分達らしく活用してくださいね。

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