結婚式の見積もりとは?
まずは、結婚式の見積もりとは何かを解説します。どのような内容のもので、何のために必要なのかをしっかり押さえておきましょう。
結婚式場に支払う想定費用の明細のこと
結婚式の見積もりとは、結婚式にかかる費用のうち結婚式場に支払う想定費用の明細のことです。結婚式にかかる費用の項目としては、披露宴、衣裳、料理や写真などさまざま。これらの項目ごとに明細を分けて示したものが見積書で、結婚式場のスタッフがまとめてくれます。結婚式の見積書に記載されているのは、結婚式で費用がかかる項目、項目ごとの費用、全体の費用です。
【見積もりのメリット】結婚式費用の比較がしやすい
見積もりをとるメリットは、結婚式の費用比較がしやすい点です。見積書に載っている情報を見て式場選びの目安にしたり、結婚式にかける費用を調整したりできます。見積書で費用の概算を把握できれば、式場選びに役立つでしょう。
ただし、見積もりはゲストの人数によって大きく変わること、結婚式にかかる費用は見積書の項目(式場に払う費用)以外にもあることも併せて把握しておいてください。この点については、次項で詳しく見ていきます。
【ポイント】結婚式の見積書の依頼方法
次に、結婚式の見積書の依頼方法について解説します。依頼をするときのちょっとしたコツを知って、予算オーバーを防ぎましょう。
結婚式の予算を最初に伝える
あらかじめ、自分達が結婚式にかけられる予算を式場側に伝えましょう。予算を提示した段階で、その予算内で収めたい旨を式場側に伝え、予算内での見積もりを出してもらうのもおすすめです。
なお、見積もりを出してもらう前に、結婚式にかかる費用の相場を把握しておくことが大切です。
挙式、披露宴・ウエディングパーティとも実施した人の総額の平均費用としては、2020年は394.2万円、2021年は350.5万円とのデータがあります(参照:ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ)。結婚式は内容やゲストの人数などによって費用が大きく変わってくるものであることことを念頭に置きつつ、このデータを参考にするのもよいでしょう。
ゲストの人数をなるべく正確に把握して伝える
見積もりを出してもらう際、予算と併せてゲストの人数をなるべく正確に申告しましょう。ゲストの人数により、料理や引出物といった項目の費用は大きく変わります。また、人数によって割引などが変動するケースも。ゲストの人数をなるべく正確に把握して伝えることで、後から費用が大きく変動することを防げます。
検討しているすべての項目を入れる
結婚式の基本項目・入れたい項目・入れるかどうか迷っている項目といった、検討しているすべての項目を入れた見積もりを出してもらいます。最高ランクの見積もりと自分達の予算を照らし合わせて、費用を調整してみてください。
具体的には、見積もりに入れた項目の中で、必要なこと・不要なことの優先順位を付け、優先度の低いものから調整します。結婚式場の候補が複数ある場合は、すべての式場で同じ条件の見積もりを出してもらうと比較しやすいですよ。
提示された金額に納得がいかなければ、何度か見積もりを出してもらっても構いません。なお、式場によっては値引き交渉が可能な場合がありますが、その際は契約前に行います。契約後は値引き交渉が難しくなるため、見積もりをしっかり確認してから契約するようにしましょう。
【予算内に収めるために】結婚式の見積書のチェックポイント5つ
次に、見積書で注目すべきポイントを5つ紹介します。予算以内に収めるためにも、ポイントをきちんと押さえておきましょう。
チェックポイント①基本料金
最初に基本料金をチェックします。基本料金には、挙式料や会場利用料があり、挙式スタイル、使用する会場、使用する控え室の数が決まれば基本的には変動しません。ただし、結婚式場で用意されているパックプランなどの利用、日にちの変更などによっては、基本料金が変わる可能性があるので確認が必要です。
チェックポイント②ゲストの人数によって変わる内訳
ゲストの人数によって変わる内訳を確認しましょう。特に、ゲストの人数が変わることで見積もりが大きく変わるのは、以下の項目です。
- 飲食代(ウエルカムドリンクや子ども用・アレルギー対応の食事なども)
- ペーパーアイテム代(招待状・席次表など)
- 引出物代
- テーブル装飾代 など
なかでも飲食代は、結婚式費用の多くを占める部分なのでしっかりチェックすることが大切です。また、テーブルの卓数が変わる人数の増加は、テーブルの装飾費用も上乗せされます。この点は見落としがちなので注意してください。
チェックポイント③ランク別のプラン内訳
ランク別のプラン内訳もチェックしてください。
- 料理/ドリンク/ケーキ
- 衣裳
- 引出物
- 会場装飾/装花 など
料理関係や引出物は、人数によってだけでなく、ランクによっても値段が変わるもの。1ランク上げるだけでゲスト1人あたりの費用が上がり、見積もりが大幅にアップする可能性があります。なお、1回目に出される見積もりは、最低ランクになっていることが多いです。料理にこだわりたい、引出物にこだわりたい、などこだわりポイントがある場合は、1回目の見積もりから反映させると良いでしょう。
チェックポイント④オプションに含まれる内容
オプションに含まれる項目をチェックしましょう。
- 演出関連
- プロフィールムービーなどのコンテンツ作成関連
- 写真撮影関連 など
必ずやりたい項目をピックアップして、優先順位をつけるのがおすすめです。
チェックポイント⑤見積もりに記載されていない費用項目
結婚式にかかる費用の中には、自分達のために用意するものやゲストに直接支払うものなど、見積書に載っていないものも。見積書に載っている項目以外をしっかり把握することで、結婚式にかかる費用の全体像が見えてきます。見積もりを出してもらうタイミングで、見積書に載っているもの以外にかかる費用についてもまとめておくと良いですよ。
見積書に載っていない項目については、以下の記事を参考にしてください。
結婚式の見積もりは、アルカンシエルのスタッフにお任せ
アルカンシエルの見積書は、すべての費用を分かりやすく提示。どのアイテム・項目にどれくらいの費用がかかるのか、プライスリストもお渡ししています。また、衣裳や引出物などの目に見える部分から、会場使用料・設備費などの目に見えない部分も含めて提示されているので安心です。そのため、他の式場の費用と比較しやすい他、費用の調整もしやすいでしょう。
ふたりが理想とする結婚式を実現させるために、使用するアイテムやランクをスタッフが提案してくれます。予算のことはもちろん、結婚式の見積もりで不安なこと・相談したいことがある場合は、アルカンシエルの各式場スタッフにお気軽に相談してみてくださいね。
結婚式の見積もりを活用して、損のない結婚式準備を
結婚式における見積書は、理想の結婚式を挙げるためにはどのくらいの費用がかかるかを見極める大切なもの。予算内で、より理想に近い結婚式を挙げるには、見積書のもらい方・見方をしっかり押さえておくことが大切です。見積書について理解し、ゲストに感謝を伝えられる結婚式を挙げる準備を進めてくださいね。