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結婚式準備

2024.02.12

結婚式費用の見積もりとは?基本項目とチェックポイント、予算内に収めるコツ

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結婚式の見積もりとは、理想の結婚式をするためにどのくらいの費用がかかるのかを計算した明細書のこと。いくら素敵な結婚式でも、予算オーバーは避けたいですよね。そこで今回は、結婚式の見積もりで注目すべきポイントや予算内に収めるコツを紹介します。

結婚式の見積もりとは?変動はする?

結婚式の想定費用の明細を見積もりと言い、実際にかかる費用を把握するために役立ちます。まずは見積もりの内容やもらうメリット、金額が変動する理由について解説します。

結婚式の希望に合わせた費用明細のこと

結婚式の見積もりとは、結婚式場に理想を伝え、実現するための想定費用を算出した明細のことです。費用が発生する項目、項目ごとの金額、全体の合計金額などを、見積書と呼ばれる書類にまとめてもらえます。見積書のフォーマットは結婚式場によってさまざまです。

結婚式費用の調整や比較がしやすくなる

見積書を見れば、どの部分にどのくらいの費用がかかっているのか一目瞭然になるので、予算内に収めたい場合に費用の調整がしやすくなります。気になる結婚式場がいくつかあるといった場合も、それぞれで見積もりを出してもらえば、金額の比較がしやすくなり結婚式場選びに役立つでしょう。

実際に支払う金額は変動する場合がある

項目の中には、ゲストの人数や内容の見直しによって変動するものもあるので、最終的な支払額は見積もりから変動する可能性があります。見積書と支払額のギャップをなるべくなくすためには、これから紹介するポイントやコツを参考にしてください。
なお、ゲストへのお礼やギフト、前撮り代といった結婚式場を通さない費用については見積書に記載されないので、自分達でまとめて把握できるようにしておきましょう。

結婚式の見積書に記載される項目とチェックポイント

次に、見積書に記載される内容を項目ごとに紹介します。なるべく正確に把握するためにも、ポイントをきちんと押さえておきましょう。

①挙式料・会場使用料

挙式そのものの費用や披露宴会場の使用料といった結婚式費用の基本となる項目です。挙式に関しては、教会式・神前式・人前式など、選んだ挙式スタイルによって費用が異なります。また、挙式と披露宴がパックになったプランがあったり、ゲストの人数や時間帯によって会場の使用料が変わったりと、結婚式場によって対応はさまざまなのでしっかり確認しておきましょう。

②料理・飲み物

披露宴でゲストにふるまう飲食代やウエディングケーキなどの費用です。料理は多くの場合いくつかのコースが用意されていて、その内容によって費用が異なります。ゲストへのおもてなしを重視するカップルはとくにこだわる項目で、結婚式費用の大部分を占めるケースもあります。なお、ゲストの人数によって金額が大きく変動するので、途中でゲストの見直しを行った場合には注意が必要です。

③衣裳・ヘアメイク

結婚式場で衣裳をレンタルする場合には、衣裳やヘアメイク代も記載されます。一定金額のパックを用意しているところが多いですが、ランクアップしたりお色直しの回数を増やしたりすると、その分費用が変動します。
結婚式後に普段のヘアメイクに直してもらうお引き上げについては、別途料金が発生する場合が多いようです。もし見積書に記載されていなければ、ヘアメイク代に含まれているのか確認しておきましょう。

④装花・ブーケ

披露宴会場のゲストテーブルを飾る花を装花、花嫁が持つ花束をブーケ、新郎の上着の襟につける花をブートニアと言います。希望の花の種類やデザイン、ボリュームによって費用はまちまちです。ゲストテーブルの装花は卓数分必要なため、ゲストの人数によっても増減します。また、受付など会場外の装飾は別途追加となる場合が多いので、希望は早めに伝えておきましょう。

⑤引出物・ペーパーアイテム

ゲストへ結婚式当日に渡す引出物や、招待状・席札などのペーパーアイテムの費用も記載されます。ゲストの人数分費用が発生するので、初期の見積もりはあくまでも目安程度に捉えておきましょう。ペーパーアイテムを自作する場合は記載されませんが、持ち込み料がかかることがあるのであらかじめ確認しておくのがおすすめです。

⑥撮影

挙式・披露宴の様子をスナップ写真や動画に収めるための費用です。結婚式の思い出をしっかり残したいカップルにとってはこだわりたい部分で、納品形態やカット数によって費用が異なります。別撮りを頼みたい場合はオプションとなることが多いようです。

⑦演出

披露宴の演出は具体的な内容が決まってから見積書に反映されることが多く、初期の見積書に記載されるのは司会者の費用くらいです。結婚式場との打ち合わせで希望と予算を伝え、相談しながら決めていきます。

結婚式の見積書をもらうコツ

結婚式の見積もりは、少なくとも3回はもらうのがおすすめ。それぞれのタイミングやポイントを解説します。

見積書は3回もらうのがおすすめ

見積書は何回出してもらっても構いませんが、以下のようなイメージで3回程度もらうようにすると、より希望の内容に近い見積もりになります。
  • 1回目:大まかなイメージでざっくりとした費用感を確認する
  • 2回目:自分達の理想を盛り込んだ場合の費用を知る
  • 3回目:決定した内容を反映して実際に近い費用を割り出す
とくにゲストの人数を変更した時や、料理や衣裳のランクアップをした時などは、見積書を作り直してもらうのがおすすめです。

①初回見積もりのコツ

一番はじめに出してもらう見積もりは、会場見学やブライダルフェアに参加した際など、結婚式場との契約前に出してもらうケースがほとんどです。結婚式の具体的なイメージが湧いていないカップルも多いため、基本的な内容を盛り込んだ必要最低限の見積もりとなります。
大まかな金額ではありますが、結婚式の全体像をざっくりと把握するために役立ちます。今後、金額の大幅な変動を避けたければ、ゲストの人数や結婚式の日取り、予算などをある程話し合っておくのがおすすめです。

②中間見積もりのコツ

希望の結婚式場がある程度しぼれてきたら、再度見積もりを出してもらい、結婚式場決定の判断材料にします。2回目となると、各項目のランクや数などを具体的に決めて、なるべく正確な金額を見積もってもらいたいところです。
<中間見積もりの際に決めておきたい項目>
  • 結婚式の日程
  • 挙式スタイル
  • ゲストの人数
  • 料理のランク
  • 披露宴の演出
<見落としがちな項目>
  • 料理…高齢者、妊婦、子ども、アレルギーの人など、配慮が必要な人向けの特別手配の追加料金
  • 衣裳…アクセサリーやブライダルインナーなどの小物、ヘアメイクリハーサル代
  • 小物…芳名帳、リングピロー、親への贈呈品、ゲストへのプチギフト、ラッピング代
  • 装花…高砂、ウエルカムスペースや受付などの装花代
  • 印刷物…招待状、切手代、筆耕代
  • 撮影…前撮り・後撮り・ロケーション撮影代
その他、見積もりに記載される項目以外にも、遠方からくるゲストへのお車代やスピーチ・受付をしてくれるゲストへの謝礼、ブライダルエステ代などが発生することも忘れないようにしましょう。

③最終見積もりのコツ

3回目の見積もりは、結婚式場との契約後に、より細かな内容を式場スタッフと相談した上で出してもらいます。ゲストの人数や各項目の希望がほぼ確定した段階で依頼するのがおすすめです。2回目の見積もりを参考に項目を見直し、不要なものを削ったりこだわりたい部分をランクアップしたりしましょう。
<最終見積もりで見直すことが多い項目>
  • 料理や飲み物のランク
  • 衣裳の数やランク
  • 会場装花の増減
  • 写真・動画撮影のカット数
  • 披露宴の演出
この後にも内容に変更があったら、納得いくまで見積もりを出し直してもらっても大丈夫です。

予算内に収める結婚式の見積書のもらい方

ちょっとしたコツを知れば、結婚式費用を予算に収めやすくなります。予算内に収めたい場合の見積書のもらい方を紹介します。

結婚式の予算を最初に伝える

あらかじめ自分達が結婚式にかけられる予算を式場スタッフに伝え、なるべく予算内に収まるように相談や交渉していくのがおすすめ。また、見積もりを出してもらう前に、結婚式にかかる費用の相場を把握しておくことも大切です。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、挙式・披露宴・ウエディングパーティの総額の平均費用は327.1万円です。全額ふたりで自己負担するわけではなく、親からの援助金やゲストからのご祝儀で補填できるので、そのことも考慮して予算を立てましょう。

ゲストの人数をなるべく正確に伝える

見積もりを出してもらう際、予算と併せてゲストの人数をなるべく正確に申告しましょう。ゲストの人数により、料理や引出物といった項目の費用が大きく変わる他、人数によって割引が変動するケースも。ゲストの人数をなるべく正確に伝えることで、後から費用が大きく変動することを防げます。

理想をすべて入れた見積もりから予算に合わせて調整する

予算に収めつつも満足度の高い結婚式にするには、最初にふたりの理想をすべて盛り込んだ最高ランクの見積もりを出してもらい、予算との兼ね合いで調整していくのがおすすめです。絶対に叶えたいもの・削っても大丈夫なものといった優先順位をふたりで話し合い、予算に近づけていきます。

【結婚式の見積書をもらったら】支払いのタイミング

結婚式費用の支払いのタイミングは、一般的に以下の3回あります。結婚式場によっても対応が異なるので、正式なタイミングについては直接確認してください。
①予約時の内金
内金を精算し、仮予約から正式な予約(本契約)に進みます。結婚式場によっては、仮予約の段階で支払いが必要なところや、本契約時の支払いは不要で後日精算となるところもあります。
②結婚式2ヵ月~数週間前に発生する支払い
結婚式場によっては、結婚式の2ヵ月~数週間前の間に、最終見積もりで割り出した費用の半分程度の支払いを求められるケースがあります。
③結婚式2週間前頃~当日・後日に発生する支払い
①と②で支払った金額の残りを精算します。支払い方法は3パターンです。
  • 前払い:結婚式の2週間ほど前に精算する
  • 当日払い:結婚式当日に精算する
  • 後日払い:後日請求書が届いて指定された日までに精算する
基本的には、結婚式より前に全額支払うパターンがほとんどです。

結婚式の見積もりは、アルカンシエルのスタッフにお任せ

アルカンシエルの見積書は、すべての費用を分かりやすく提示。どのアイテム・項目にどれくらいの費用がかかるのか、プライスリストもお渡ししています。また、衣裳や引出物などの目に見える部分から、会場使用料・設備費などの目に見えない部分も含めて提示されているので安心です。そのため、他の式場の費用と比較しやすい他、費用の調整もしやすいでしょう。
ふたりが理想とする結婚式を実現させるために、使用するアイテムやランクもスタッフが提案してくれます。予算のことはもちろん、結婚式の見積もりで不安なこと・相談したいことがある場合は、アルカンシエルの各式場スタッフにお気軽に相談してみてくださいね。

理想の結婚式を実現するために見積もりを活用しよう

結婚式における見積もりは、理想の結婚式を挙げるためにはどのくらいの費用がかかるかを見極める大切なもの。予算内でより理想に近い結婚式を挙げるには、見積書の見方やもらい方をしっかり押さえておくことが大切です。見積書について理解し、ゲストに感謝を伝えられる結婚式を挙げる準備を進めてくださいね。

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