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2024.01.31

お色直しをする意味って?回数やパターン、中座でゲストを退屈させない演出も紹介

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お色直しとは、結婚式において新郎新婦が衣裳を変えること。このお色直しは、日本ならではの風習と言われています。本記事では、お色直しの意味や由来とともに、お色直しが行われる回数や着替えのパターンを紹介します。併せて、お色直しで新郎新婦が席を外している間に行う、おすすめの演出も見ていきましょう。

結婚式のお色直しとは?

結婚式のお色直しとはどのようなものなのか、イメージが湧かない人もいるかもしれません。まずは、お色直しの意味や必要性、回数の傾向や行うメリットからチェックしていきましょう。

お色直しの意味と由来

お色直しは、新郎新婦が結婚式の途中で席を外して衣裳を着替えること。お色直しの由来は諸説ありますが「結婚後3日間は白無垢を、4日目は色打掛を着る」という、かつての風習が元となっていると考えられてきました。白い着物から色物の着物に変わることが「相手の家の色に染まる」ことを意味し、嫁入りが認められたことを指します。

お色直しの必要性

お色直しは日本ならではの風習と言われており、必要性に対する考え方は地域や人によってまちまちです。最近は、ゲストへのおもてなしを大切にする結婚式が多い傾向にあります。なかには、ゲストと過ごす時間を優先するために、お色直しをしない新郎新婦も。お色直しをするかどうかは、親とも相談するのが望ましいでしょう。

お色直しを行う回数の傾向

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023」によると、結婚式で着た衣裳の数の全国平均値は「2.2」着です。つまりお色直しの回数が1回だった人が最も多いという結果でした。
ゲストへのおもてなしを重視した結婚式が増えた昨今、昔よりお色直しの回数は減ってきているようです。お色直しが1回場合は、披露宴の中盤に行うのが一般的です。

お色直しを行う3つのメリット

お色直しをすることは、新郎新婦・ゲストの両方にとってメリットがあります。
1つ目のメリットは、お色直しを組み込むことで結婚式自体にメリハリがつくことです。ゲストに結婚式を飽きることなく楽しんでもらえるでしょう。
また、2つ目のメリットは、お色直しの間はゲストが歓談や食事を楽しんだり、お手洗いに行く時間としても使える点です。
そして3つ目のメリットは、新郎新婦にとってもお色直しによる中座は束の間の休憩時間になること。緊張感から一時解放されてリラックスできたり、お手洗いに行ったりできます。

お色直しのパターンと所要時間の目安

お色直しは、回数だけでなくパターンの選び方も自由です。ここでは、お色直しのパターンとお色直しにかかる時間の目安を紹介します。具体的にイメージしながら、プランを立ててみてくださいね。

パターン①洋装→洋装

ウエディングドレスからカラードレスへのお色直しという定番パターンです。ドレスからドレスへの着替えのためそこまで手間がかからず、中座時間を15~20分と短めに設定できます。お色直し本来の意味や由来を考慮して、新郎側の意見を取り入れたカラードレスを着るのも良いかもしれませんね。

パターン②洋装→和装

ウエディングドレスから色打掛や黒引振袖などへ着替えるお色直しです。和装は身につけるアイテムが多いのに加え、衣裳に合わせたヘアスタイルに変更することもあるため、所要時間は30~40分と長めです。

パターン③和装→和装

白無垢から色打掛、または黒引振袖などへ着替えるパターンです。所要時間は着物の種類やお色直しの内容によってまちまちですが、平均は15分と言われています。
ベースの衣裳はそのままで打掛のみを変更するのであれば、5分程度で着替えられるでしょう。一方、打掛の下に着る着物である掛け下や半襟などを変更するとなると、着付けを最初からやり直す必要があります。その分、お色直しに時間がかかることを念頭に置いてくださいね。

パターン④和装→洋装

白無垢や色打掛からカラードレスなどへのお色直しで、人気パターンの1つです。和装から洋装への着替えであれば、お色直しにあまり時間を要しません。着替える際に着物をまとめて脱げるので、所要時間は20~30分程度です。

パターン⑤ヘアメイクのチェンジ

お色直しの時間を短くしたい場合は、ヘアメイクのみのお色直しも可能です。髪型が変わっただけでも全体の雰囲気は十分変わります。気に入ったドレスを結婚式の間ずっと着られる他、同じドレスで別のアレンジを楽しめるなどのメリットも。2wayタイプのドレスを選べば、ドレス自体を変えなくても、中座前後の変化を楽しめますよ。

結婚式・お色直しをスムーズに成功させるコツ

結婚式では、進行もお色直しの流れも両方スムーズに行いたいもの。ここでは、結婚式の流れやお色直しをスムーズに進めるためのコツや、時短ポイントを紹介します。

お色直しにかかる時間を把握する

先述したように、着替えのパターンによってお色直しの所要時間、つまり中座時間が異なります。最も時間がかかるのは洋装から和装のパターンで、比較的時間がかからないのは洋装から洋装、もしくは和装から和装のパターンです。
お色直しをする場合は、結婚式の進行やお色直しの所要時間を考慮した上で、衣裳の種類・着替える順番・お色直しの回数を決める必要があります。その他、着替えを行う場所と会場との移動に時間がかかることも考慮してくださいね。着たい衣裳と、叶えたい結婚式のプログラムの両方を照らし合わせて、じっくり検討することが大切です。

お色直しのタイミングを考慮する

数時間ある結婚式のどこにお色直しを入れるのか、タイミングも考えましょう。一般的なのは、結婚式の中盤にお色直しを入れるパターン。結婚式の前半は、入場や乾杯などのセレモニー的要素が多いものです。それらが終わって、歓談や食事のタイミングで中座(お色直し)すれば、結婚式をスムーズに進行できます。
その他、結婚式の後半でお色直しを行うのもおすすめです。お色直し後、親への手紙・挨拶、退場へとスムーズにつなげられますよ。

ヘアスタイルを洋髪で統一する

お色直しの時間を短縮したいのであれば、髪型を同じにするなどの工夫をしてみてください。例えば、洋装と和装の両方を着る場合でも、洋髪で揃えればヘアスタイルを変える必要がない分、お色直しそのものの時短に。
一方、カツラから洋髪(またはその逆)のパターンは、髪型のセットに時間がかかります。このパターンを選ぶ際は、中座の演出にこだわってゲストを楽しませるなどの工夫をしましょう。

ゲストを退屈させないよう気を付ける

いろいろな衣裳を着て写真を残そうと、お色直しを複数回行うことを考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、お色直しが複数回あるとその分だけ中座時間が増え、ゲストが退屈に感じてしまうことも。
それを回避するために、お色直しの回数を少なくして前撮りをするのも1つの選択肢です。前撮り写真を結婚式当日のウエルカムボードに使えば、当日に着ていない衣裳もゲストに見てもらえますよ。

ゲストも大満足!お色直し中におすすめの演出

お色直しの時間は、新郎新婦ともに席を離れるため、ゲストが退屈しないような工夫が必要です。ここでは、新郎新婦がお色直しで中座する際におすすめの演出と、その際に注意したいポイントを紹介します。

おふたりを紹介する「プロフィールムービー」

プロフィールムービーは、新郎新婦の生い立ちや馴れ初めなどを紹介する、人気の高い演出の1つです。ゲストに対する新郎新婦のお披露目を意味しており、言葉ではなく映像であることで、おふたりのことがより伝わりやすいでしょう。
プロフィールムービーなど、結婚式で流すムービーを作るコツについては、以下の記事で詳しく紹介しています。

会場が一体となって盛り上がれる「クイズ」

ゲスト参加型の演出であるクイズは、会場全体が盛り上がります。お色直しをする衣裳の色、結婚式で流れるBGMを当てるクイズなど、結婚式やおふたりにまつわる内容であればより良いでしょう。クイズはゲストが退屈しないだけでなく、ゲスト同士が親睦を深めるきっかけにもなりますよ。

お色直し中の演出で注意したいポイント

中座時間は、ゲストがお手洗いに行ったり食事をしたりするためにも必要な時間。そのため、中座時間に多くの演出を詰め込み過ぎない配慮も必要です。

お色直しの意味やパターンを知り、結婚式に取り入れてみよう

新郎新婦が結婚式で衣裳を変えるお色直し。最近では、おもてなしを大切にする結婚式が増えたことから、お色直しを控える人も多いようです。しかし、お色直しをすることで結婚式にメリハリをつけられます。お色直し中の演出を、ゲストに喜んでもらえるよう工夫することで、感謝の気持ちも伝えられるはず。お色直しの意味やパターンなどを知った上で、結婚式に取り入れるかどうか検討してみてくださいね。

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