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婚姻

2023.03.17

婚約指輪・結婚指輪はなぜ左手薬指に着ける?

古代ギリシャにおいては、心臓と左手薬指が血管でつながっていると考えられていました。そのため、心に通じる左手の薬指に結婚指輪や婚約指輪を着けることは、永遠の愛を誓う・相手の心を掴むことを意味するとされています。
その他、左手は右手と比べて使う頻度が低く、指輪を失くしたり傷つけたりするのを防げるといった理由もあるそうです。一般的には左手薬指に指輪を着けるとされてはいますが、特に決まりはありません。国による文化・宗教の違いによっても着ける場所は異なります。

【国別・宗教別】結婚指輪の着け方

世界に目を向けると、結婚指輪や婚約指輪の着け方は国や宗教によってまちまち。指輪の着け方の違いを具体的に見てみましょう。

国による着け方の違い

日本では左手に結婚指輪や婚約指輪を着けるのが一般的とされていますが、これは世界でも同様です。ただし国や地域別に細かく見ていくと、着け方が異なるところもあります。
国・地域 着け方と意味
東ヨーロッパ
(ドイツ・オーストリアなど)
・結婚指輪は右手薬指に、婚約指輪は左手薬指に着けるのが主流
・右手は正義の象徴であり、幸福につながると考えられている
中国 ・右手薬指に結婚指輪を着ける
・右手薬指は「既婚」を意味する
インド・東南アジア ・足の指に結婚指輪を着ける人がいる

宗教による着け方の違い

国によって指輪の着け方が異なるのは、信仰している宗教の違いによるところも大きいようです。キリスト教においては、カトリックは左手、プロテスタントや正教会は右手に着けるのが主流です。ただし同じ宗派であっても、国によって着け方が異なるケースもあります。
ヒンドゥー教徒・イスラム教徒の人は左手を不浄の手と考えており、右手に結婚指輪を着けます。ヒンドゥー教徒の女性のなかには、先述したように足の指に着ける人も。これはピッキヤ(ピチヤ)と呼ばれるトゥリングを、左右両方の人差し指に着けることが結婚を意味しているためです。結婚式においても足に着ける儀式が行われます。

【時期別】婚約指輪・結婚指輪を着ける位置

指輪を着ける位置は時期によって異なる場合もあります。基本はどの指に着けても良いのですが、結婚式当日だけは婚約指輪の着け方に注意してください。

【婚約期間中】主流は左手薬指

婚約期間中に着ける婚約指輪は、ふたりが結婚の約束をしたという証です。先述したように、婚約指輪も結婚指輪も着ける位置に決まりはありませんが、婚約指輪は左手の薬指に着けるのが主流。なかには、左手の薬指は結婚指輪を着けるための指として空けておき、右手の薬指に婚約指輪を着ける人もいます。

【結婚式当日】婚約指輪は右手薬指、結婚指輪は左手薬指

結婚式当日に行う指輪交換のイベントでは、結婚指輪は左手薬指に着けると決まっています。指輪交換には、左手薬指に結婚指輪を贈り合ってゲストの前で愛を誓うという意味があるため、当日には左手薬指を空けておくことが必要です。普段左手薬指に婚約指輪を着けていた人は、結婚式当日には右手薬指に移動させておいてくださいね。
指輪交換が終わったら婚約指輪を再度左手薬指に移動させ、結婚指輪と2つ重ねるようにして着けます。これが婚約指輪と結婚指輪の正式な着け方です。「エンゲージカバーセレモニー」と呼ばれる演出として注目を集めており、結婚指輪の上から婚約指輪を重ねて着けることで、愛を封じ込めるといった意味合いがあります。事情があって左手に着けられない場合は、あらかじめ式場スタッフに相談しましょう。

【結婚後】主流は左手だが、位置に決まりなし

結婚式後も左手に結婚指輪を着ける人が多いですが、着ける位置は自由。自分の好きな着け方をして構いません。結婚指輪と婚約指輪の2つを重ねた状態で左手薬指に着ける人もいれば、結婚指輪を左手、婚約指輪を右手と別々に着ける人もいます。ふたりで身に着けることそのものが大切なので、お互い自分に合った着け方をして絆を強めましょう。

結婚指輪・婚約指輪の着け方のポイント

結婚指輪・婚約指輪の着け方に決まりはないといえども、どう着けたら良いか迷ってしまう人もいるかもしれません。2つの指輪を重ねて着ける場合、また主流である左手薬指以外に着ける場合のポイントを押さえましょう。

重ね着けする場合|結婚指輪は内側、婚約指輪は外側に着ける

婚約指輪は華やかなデザインが多いもの。普段は着けずにお出かけやイベントなどの特別な時だけ着けるという人もいれば、普段から着ける人もいます。
最近は結婚指輪と婚約指輪を重ね着けし、ファッションの一部として楽しむ人が増えてきているそうです。重ね着けする時は、結婚式後の正式な着け方と同様、結婚指輪の上から婚約指輪を重ねて着けることをおすすめします。

左手薬指以外に着ける場合|指の意味を考慮する・手以外に着ける

左手薬指意外に指輪を着ける場合は、着ける指に込められている意味を考慮するのがポイントです。左手薬指に着けるのが一般的とされている意味があるように、それ以外の指に着けることにも意味があります。
また婚約指輪は華やかなデザインが多いため、仕事の関係で普段着けるのが難しい人もいるでしょう。その場合は手の指に着けるのではなく、ネックレスやチェーンに通して身に着けるなど、別の手段をとってみてください。

10本の指に込められている意味とは?

左手薬指以外の指に指輪を着ける際は、10本の指に込められている意味を意識してみましょう。10本の指それぞれには異なる意味が込められていますので、願掛けや運気を変えるなどの意味で着けてみると良いですよ。

親指・人差し指・中指・薬指・小指が示すメッセージ

5本の指にはそれぞれ指し示しているメッセージがあります。
メッセージ
親指 ・どんな願いもかなえる指
人差し指 ・行動力・自立心の象徴
・人を導く指
中指 ・直感・ひらめきを象徴する指
薬指 ・クリエイティブさを象徴する指
小指 ・チャンスや幸運を呼び込む指

自分の魅力が引き出される「右手の5本」

右手は自分の中にある力を引き出すとされる手です。右手5本の指には以下のような意味があります。
意味
親指 ・リーダーシップを発揮できる
・権力をもたらす
人差し指 ・集中力・判断力・行動力を高める
中指 ・邪気が入るのを防ぎ、インスピレーションを与える
薬指 ・ネガティブさを抑え、心を安定させる
・創造性を高める
小指 ・自分の魅力を引き出せる
・チャンスを掴める

チャンスを掴める「左手の5本」

左手は直感的な力が働くとされる手です。左手5本の指には以下の意味があります。
意味
親指 ・目標や想いを実現できる
人差し指 ・ポジティブになれる
・行くべき方向へ導く
中指 ・協調性を高める
・良好な人間関係を築ける
薬指 ・愛・絆を深める
・家族運を上げる
小指 ・チャンスや素敵な恋を掴める

位置による意味の違いを知り、結婚指輪を着けよう

結婚指輪も婚約指輪も左手薬指に着けるのが主流とされていますが、結婚式の時以外は特に着ける場所に決まりはありません。手の指が持つ意味を知れば、指輪を着ける位置にもこだわりたくなるはず。何を願うか、自分がどうなりたいかに合わせて着けたり、結婚指輪と婚約指輪を重ね着けしたりして、さまざまな着け方を楽しんでみてはいかがでしょうか。
結婚が決まったら、結婚式を挙げるか検討したい人もいるでしょう。アルカンシエルは「感謝を、式のまんなかに。」をコンセプトに、今まで4万組以上の結婚式をつくってきました。家族やゲストへの感謝を伝えることに重きをおいたプランニングや、受賞歴ある料理でのおもてなしが人気で、クチコミサイトでは1位を獲得しています。「結婚式のイメージがわかなくて」というカップル向けの初めて見学フェアが気軽に参加しやすいと評判なので、ぜひデート代わりに足を運んでみてくださいね。

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