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結婚式準備

2023.12.22

バージンロードは誰と歩く?意味・由来・歩き方から演出、父親以外と歩くケースも紹介

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「バージンロードを歩くこと」は結婚式の大きなイベントのひとつです。しかし、誰と歩けば良いのか悩む人もいるかもしれません。バージンロードは誰と歩いても問題なく、自分にとって大切な人と歩くのがおすすめ。バージンロードの意味や誰と歩くのかについて、また、魅力的な花嫁になれる美しい歩き方や演出についても紹介します。

バージンロードの意味とは

バージンロードには、花嫁にまつわるさまざまな意味が込められています。まずはバージンロードの意味について見ていきましょう。

バージンロードは花嫁の人生の象徴

バージンロードは、チャペルの入口から祭壇に向かって延びる通路。実は和製英語で、日本のブライダル業界が名付けた言葉です。
花嫁の過去・現在・未来と、生まれてからこれまで歩んできた人生を表しており、扉を開けた時は花嫁が生まれた瞬間、一歩歩き始めればそれは一歳の時など、バージンロードを一歩ずつ歩きながら今までの人生を振り返り、現在に至る新郎の元へ進んでいきます。退場する際、扉に向かって歩くことは「これからの未来に向かって歩くこと」を表しています。

バージンロードは悪魔から花嫁を守ってくれる

古い言い伝えの中でバージンロードには、悪魔から身を守るという意味もあります。悪魔が幸せな花嫁をさらうという話があり、魔除けの意味も込めて清らかな布の上を歩くようになったとのこと。花嫁の生活、幸せを守るためにできた道がバージンロードです。

バージンロードは誰と歩いても問題ない?

バージンロードは父親と一緒に歩くのが一般的ですが、絶対に父親でなくてはならないという決まりはなく、誰と歩いても全く問題ありません。そもそもなぜ父親が一緒に歩くことが多いのかを解説します。

父親が定番だが、誰と歩いても問題ない

父親を選ぶ花嫁は多いですが、決まりはないため誰と歩いても良いとされています。一人に絞る必要もないので、父親と母親、兄弟姉妹など3人以上でも良いでしょう。
しかし父親がいない、一緒に歩きたい特定の人がいるなどさまざまな理由で、父親以外と歩く花嫁ももちろんいます。自分がお世話になった人、好きな人、感謝を伝えたい人と歩いてみてはいかがでしょうか。
ただし教会式で挙げる際など、宗教によっては厳格なルールがある可能性もあるため、スタッフに事前に確認しておくと安心です。

結婚を認めた証として父親が歩くことが多い

現代のような恋愛結婚があまりなかった時代は、父親が娘を新郎のところまで連れていくことが結婚を承諾した証であったため、その流れで父親が選ばれやすい傾向にありました。今まで育ててくれた、そばで支えてくれた、そんな感謝の気持ちも込めて父親をエスコート役として選ぶ花嫁も多くいます。
現代ではさまざまな価値観があり、花嫁の事情や考え方も人それぞれ。形式にとらわれず、自分が一緒に歩きたい人を選びましょう。

バージンロードは誰と歩く?|父親以外と歩くケース

父親以外とバージンロードを歩こうと考えている場合、相手をどのように決めたらよいか迷っている人もいるでしょう。誰と歩いても問題はありませんが、せっかくの結婚式ですから花嫁の希望を大切に選んでみてくださいね。

自分を産み、育ててくれた【母親】

いつもそばで見守り育ててくれた母親と歩くバージンロード。喧嘩もしたけれど、それ以上にたくさんの愛情を注いでくれたことへ感謝の気持ちを込めて母親と歩くのも素敵です。普段は照れくさくてなかなか感謝を伝えられない人におすすめです。

一緒に切磋琢磨し成長してきた【兄弟・姉妹】

小さいころから笑いあったり、喧嘩したり、一緒に経験してきたことも多い兄弟や姉妹とバージンロードを歩く選択肢もあります。仲良しの兄弟や姉妹でバージンロードを歩くことは、ゲストにとっても感動する光景になりそうですね。

家族同然に接してくれた【親戚】

幼少期から可愛がってくれた祖父母や、家族同然に接してくれる叔父(伯父)や叔母(伯母)などと、一緒にバージンロードを歩くケースもあります。仲良しの親戚であれば、エスコート役も喜んで引き受けてくれるかもしれません。また甥っ子や姪っ子、幼い親戚などと歩けば会場もほっこりした空気になるでしょう。

これからの生活に希望をもって【新郎】

エスコート役に家族を選ぶことが恥ずかしい、迷っていて決まらない時は、新郎と入場してみるのも良いかもしれません。入場の最初から新郎と歩くことでふたりの結婚のお披露目になり、会場も幸せな空気に包まれるでしょう。新郎と一緒に歩く場合は、控え室でベールダウンをするのがおすすめです。

誰とでもOK!バージンロードを歩くアイディア

バージンロードを歩く際、家族や親戚以外と歩くアイディアもあります。おふたりにとって、素敵な結婚式になるようしっかり話し合って決めましょう。

これまでの人生に誇りをもって【一人】

一緒に歩きたい人がいない、お世話になった人にはゲストの席から見守っていてほしいなどのさまざまな理由により一人で歩く花嫁もいます。今までの人生に誇りを持ち、胸を張って一人で歩くのも素敵です。

両手に支えられて歩く【親と3人】

自分を大切に育ててくれた親ふたりと一緒にバージンロードを歩くのもおすすめ。その一歩一歩が、とても感慨深く大切に歩きたくなるはずです。複数人で歩くことができない式場もあるかもしれないため、事前に相談しましょう。

つながりを大切にしたい気持ちを込めて【恩師・上司・友人】

困った時や楽しかった時など、恩師や友人との思い出がたくさんあるという人もいます。日ごろの感謝と、これからつながりを大切にするうえでもエスコート役をお願いするのも良いでしょう。選ばれたゲストも、思いがけない申し出に喜んでくれるかもしれません。

晴れ舞台を見てもらうために【大切な人の遺影】

親のどちらかが既に他界している場合は、遺影などとともに入場する場合もあります。一緒に並んで歩くことは叶いませんが、一番近くで見てもらえる喜びを感じられます。花嫁だけで歩くのではなく、エスコートしてくれる役の人が遺影をもって花嫁と一緒に歩いても良いでしょう。

バージンロードの美しい歩き方

たくさんの人から注目を浴びるバージンロードを美しく歩く方法やコツを紹介します。誰でもバージンロードを歩くのは初めてなので、重く考えずポイントを抑えて練習しましょう。

胸を張って姿勢を正す

歩く時の姿勢を正しましょう。正す際は、壁を使うとわかりやすくなります。壁に頭・肩甲骨・お尻・かかとをつけると背筋を伸ばして立つことができます。さらにドレスの裾を踏んで転倒しないように、バストを引き上げるように胸を張るのがおすすめ。注意点は胸を張る際、腰を沿ったり、肩に力が入ったりしないようにすることです。

一歩一歩蹴り上げるような歩き方

  1. 右足を1歩出したら、左足を右足に揃える
  2. 左足を1歩出したら、右足を左足に揃える
バージンロードを歩く際は、独特な歩き方をします。足を出す際はドレスを踏まないよう、太ももを持ち上げ、膝から下を前に出し、足の甲でドレスを前に押しながら歩きます。普段の歩き方とは違い、慣れない歩き方のため練習をしましょう。

エスコート役はゆっくり半歩前を歩く

ドレスを巻き込まないように、エスコート役と花嫁の間には半歩ほどの空間が必要です。エスコート役も緊張で早歩きになってしまったり、歩幅が合わなかったりなど歩き方が花嫁とバラバラにならないように注意しましょう。
目線はまっすぐ正面に向け、胸を張って歩きます。花嫁とエスコート役で、新郎の方を見て歩くなど視線の先を前もって打ち合わせをすることをおすすめします。

バージンロードの装飾&入場演出

シンプルなバージンロードも素敵ですが、装飾されたバージンロードを歩くのもひとつの思い出となります。ここでは装飾のアイディアや演出を紹介します。

【装飾】思い出の上を歩くアイルランナーや花で装飾

アイルランナーと呼ばれるバージンロードの上に敷いてある長い布に、ふたりの生い立ちの写真や名前などを印字してその上を歩いてみてはいかがでしょうか。その他、花やキャンドルなどを置いても素敵です。思い思いの装飾を楽しんでくださいね。

【演出】家族や子ども達が参加できるものに

バージンロードはあくまでもふたりが主役となりますが、家族や子ども達が参加できるともっと思い出に残るかもしれません。
演出例 内容
ベールダウン  バージンロードを歩く前にフェイスベールを母親に下ろしてもらうセレモニー
フラッグガール・フラッグボーイ ウエディングフラッグを持った子どもが新郎新婦を先導して入場を知らせる
ベールボーイ・ベールガール 花嫁がベールを踏まないよう子どもがうしろからベールを持って入場する

アルカンシエルの結婚式場とバージンロード

撮影:アルカンシエル横浜 luxe mariage
アルカンシエルは「感謝を、式のまんなかに。」をコンセプトに、感謝を伝えることを大切にしている結婚式場です。おふたりだけではなくゲスト目線も大切にしたプランニングを強みとし、口コミでは1位を獲得しています。ブルーの毛せんでバージンロードを彩ったりと、さまざまな演出もご提案可能。ブライダルフェアでは実際に式場を見学したり、疑問や不安も直接ご質問頂けますので、結婚式に対するイメージもぐっと具体的になるはず。ぜひお気軽にご参加ください。
ブライダルフェアの予約はこちらから

バージンロードを誰と歩くかは自由!素敵な結婚式にしよう

バージンロードは花嫁の人生を振り返りながら未来へ進むためのものです。バージンロードを一緒に歩く相手は特に決まっていないので、古い慣習にとらわれず一緒に歩きたい人・感謝を伝えたい人と歩きましょう。装飾や演出などにもこだわれば、ゲストの思い出にも残る素敵な式になりますよ。

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