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婚姻

2024.02.12

現代の「嫁入り道具」事情を解説!今どきアイテムも紹介

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嫁入り道具とは、結婚の際に女性が用意して嫁ぎ先に持って行く家財・生活用品のこと。昔の風習というイメージがあるかもしれませんが、現代の結婚においても嫁入り道具の文化は生き続けています。今回は、昔の嫁入り道具について紐解くとともに、現代の嫁入り道具を解説。よく選ばれるアイテムや、セレクトのポイントなどを紹介します。

嫁入り道具とは?意味と必要性をチェック

嫁入り道具は結婚にまつわる風習の1つ。まずは嫁入り道具とは何か、概要から説明します。

女性が嫁ぎ先に持参する家財道具

嫁入り道具とは、結婚の際に女性が嫁ぎ先へ持参する家財道具のことです。昔は結婚すると女性が嫁として男性の家におさまるのが一般的でした。嫁ぎ先で生活するにあたって困らないよう、女性側の家(親)が揃え、娘に持たせた品が嫁入り道具です。
なお、結婚前の結納で男性の家から女性の家に渡される結納金は、嫁入り道具の準備用という意味を持ちます。

現代の嫁入り道具

現代でも昔ほどマストではないものの、嫁入り道具の概念自体は残っています。ただ、嫁入り道具の考え方や選ばれるアイテムなどは、時代に合わせて大きく変化しています。現代では、ふたりの結婚生活に必要な品を用意する意味合いが強くなっているようです。

伝統的な嫁入り道具の例

現代と昔では結婚事情が大きく異なり、嫁入り道具もさまざまな部分が変化しています。まずは、伝統的な嫁入り道具の例を見てみましょう。

桐タンス

伝統的な嫁入り道具として、イメージされやすいのが桐タンス。優れた耐久性を誇ることから、一生ものの嫁入り道具にする家庭が多かったようです。桐タンスは収納したものを美しい状態で保管できるため、着物を収納する家具として選ばれていました。

着物

着物も伝統的な嫁入り道具の定番です。嫁入りの際は、この先に着るであろう着物はすべて女性側の家が準備し、前述の桐タンスに入れて嫁ぎ先に持って行く形が一般的でした。

鏡台

鏡台(大きな鏡付きのドレッサー)も、昔の嫁入り道具でよく見られたアイテムです。鏡は古くから神様を表すものと考えられています。嫁入り道具として最初に運び込むことで神様をお迎えし、家庭円満・無病息災を祈念する意味もありました。

布団

婚礼布団も昔ながらの嫁入り道具の1つです。親戚や近所の人に婚礼布団を披露する風習が根付く地域もあったため、高級感や見栄えが重視されました。また、婚礼布団と一緒に座布団なども持ち込まれていたそうです。

現代の嫁入り道具の例

現代では、今の結婚スタイルに合わせた嫁入り道具が選ばれる傾向にあります。よく用意されているのは次のようなアイテムです。

家具

現代の嫁入り道具の定番と言えるのが家具です。新しく生活を始めるに当たり、ほぼ確実に必要になります。自分で使っていた家具を嫁入り道具として持ち込むケースもありますが、ふたりで使うには難しいこともあるでしょう。
先述したように、昔もタンスや布団などの家具が嫁入り道具として選ばれていました。しかし、現代ではダイニングテーブルや食器棚、ベッドなど、ふたりの生活スタイルに合った家具を選ぶカップルが多いようです。新居の間取りや広さなども考えつつ、スペースをあまり圧迫しないようバランスを加味して選ばれる傾向にあります。

家電

今や生活に欠かせない家電も現代の嫁入り道具の1つ。家電が存在しなかった昔にはない、現代ならではのアイテムと言えます。特に選ぶ人が多いのは、冷蔵庫・洗濯機・エアコンなど。家電は高額なものが多く、頻繁に買い替える家庭は多くありません。そのため、結婚のタイミングで長く使える良い品を嫁入り道具として用意する人が多いようです。
また、家族が増えることを想定し、ふたり用ではなくファミリー向けの家電を選ぶケースもよく見られます。例えば冷蔵庫であれば容量が多いタイプ、洗濯機なら洗える容量が多めのタイプなどです。家具や家電は、特に実用性を重視して選ばれる傾向にあるでしょう。

印鑑

結婚した後、多くの人が新調するのが印鑑です。印鑑は結婚に伴う書類手続きなどで頻繁に使用するため、姓が変わる人は新しく作る必要があります。結婚してから作る方法もありますが、確実に使う物なので嫁入り道具として準備した方がスムーズです。結婚後もさまざまな手続きがあるため、印鑑作りが不要になれば手間も減るでしょう。
また、印鑑は自分を証明するための大切なアイテムの1つ。例えば印鑑登録をする場合、印鑑の破損・紛失などが起こるとやり直さなければいけません。長く使えるよう、印鑑は上質な品を準備するのがおすすめです。

冠婚葬祭用アイテム

弔事など、冠婚葬祭の中には突然発生するものがあります。しかし、冠婚葬祭では服装・小物などのマナーがしっかり決まっているため、普段着で対応することはまず難しいでしょう。いざというときに備えて、喪服や礼服といった冠婚葬祭用の服は用意しておきたいところ。そこで嫁入り道具に冠婚葬祭関連のアイテムを選ぶ人も多くいます。
冠婚葬祭用の服は流行り廃りがないため、1度用意すれば長く着られることも嫁入り道具に適したポイントです。また、パールネックレスやバッグ、靴、数珠など、一緒に使う小物も合わせて用意する人がよく見られます。特にパールネックレスは、慶事にも弔事にも使えるオールマイティなアクセサリーなので、1つ持っておくと便利です。

嫁入り道具を選ぶポイント

現代の嫁入り道具には、今の時代ならではの傾向があります。最後に嫁入り道具を選ぶポイントを説明します。

結婚生活をイメージして何が必要か考える

嫁入り道具は、結婚生活という新しい暮らし方を考えた上で、何が必要か考えるのがポイントです。
例えば、昔の嫁入り道具では定番とされていた桐タンスも、クローゼットや押入れなどの収納が完備されている住宅が多い現代においては、必ずしもマッチするとは言えません。それよりも、ふたりでくつろげるソファ、ふたりで一緒に見られるテレビなど、結婚生活をより豊かにしてくれるアイテムを嫁入り道具として選びたいですね。
また、同棲から結婚に移行する場合は、同棲生活で使用していた家具・家電をそのまま使うことも考えられます。結婚生活を始める前に「何があって何がないのか」を明確にし、必要なアイテムを嫁入り道具として購入してはいかがでしょうか。

家族計画を踏まえながら選ぶ

子どもの誕生など、結婚生活を送る中で家族が増えることも考えられます。もし家族が増えることを見越しているなら、ふたりでしか使用できない家具より、家族が増えたときにも使えるものの方がコスパ面でも良いでしょう。嫁入り道具には長く使える良いアイテムが適しているため、家族計画も踏まえながら選ぶのがおすすめです。

嫁入り道具を選びながら結婚生活をイメージしよう

嫁入り道具の意味や、選ばれるアイテムなどは昔と現代で違いもありますが、新しく始まる生活に向けて用意するものという部分は同じです。嫁入り道具を考える際は長い結婚生活を見据え、実用性の高いものや家族が増えても使えるものをセレクトすると良いでしょう。どんな嫁入り道具が良いかイメージしながら、新しい生活を具体的に描いてみてくださいね。

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