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婚姻

2022.08.18

厄年に入籍・結婚しても大丈夫?女性・男性の厄年の年齢、厄払いの方法も解説

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厄年と言うとあまり良くないイメージをもつ人もいるでしょう。入籍や結婚を考えているカップルは少し躊躇してしまうかもしれません。厄年の入籍・結婚を検討する場合、どのようなことを意識すべきなのでしょうか。本記事では厄年とは何かや男女別の厄年の年齢などを踏まえた上で、特に女性の厄年の入籍・結婚について解説します。

厄年の基礎知識

まずは厄年の基本的な情報から見ていきましょう。厄年とは何かや、男女別の具体的な厄年などを紹介します。

厄年とは

厄年とは、体調や環境に災いや変化が起こりやすいとされている年齢のことです。年齢的に仕事や家庭で大切なことを任されたり、身体に疲れが出やすくなったりしやすいため、常より注意すべきという昔の人の知恵です。
古くからある風習のひとつであり、科学的な根拠は特にありません。また、厄年は陰陽道に由来するという説もありますが、はっきりとした起源は不明です。平安時代には既に厄年の概念があったと言われています。

厄年の数え方

厄年は基本的に、数え年で計算します。数え年とは、生まれた日を「1歳」とし、正月が来るごとに1歳ずつ年を取る数え方のことです。厄年は前厄(厄年の始まり)・本厄(本格的に災いが起こる年)・後厄(厄年の終り)と主に3年に渡ります。また、厄年は何度か訪れますが、その中でも最も大きな厄年は「大厄」と呼ばれます。

女性の厄年にあたる年齢

女性の厄年は、数え年で19・33・37・61歳の4回あります。本厄がこれらの年で、前後に前厄・後厄が来ます。例えば37歳の本厄の場合、36歳が前厄、38歳が後厄です。なお、このうち33歳が女性の大厄にあたります。

男性の厄年にあたる年齢

男性の厄年は数え年で25・42・61歳の3回です。女性と同じく、これらの年の前後に前厄・後厄が来ます。なお、男性は42歳が大厄にあたります。

厄年の女性が気をつけたいこと

災いに見舞われやすいと言われる厄年ですが、災いばかりが起こるというのは迷信です。他の年よりも変化が起こりやすく、注意が必要な時期だという昔の人の知恵です。この点を踏まえた上で、厄年の女性が気を付けたいことを紹介します。

何でも厄年のせいだと思い込まない

厄年は災いが起こる年だと思っている人がいますが、あくまで人生の中で変化の多い年とされているだけです。その変化をしっかり受け止めて対処すれば、人生の起点となることもあるかもしれません。
思い込みから、厄年に起こった悪いことをすべて厄年のせいだと解釈すると、思考もネガティブに染まってしまうでしょう。どのような年でも、1年を通じて良いことも悪いことも起こります。厄年にとらわれ過ぎないことが大切です。

厄年を恐れて何かに依存し過ぎない

厄年に対する不安が大きいと、何かに依存してしまう可能性もあります。例えばお守りやパワーストーンは心のよりどころの1つとしては有効ですが、このアイテムを持っているからすべて大丈夫だと考えるのは依存のし過ぎかもしれません。
お守りやパワーストーンは、おまじない程度に考えるのがおすすめ。幸せは自分の力で掴むものです。特定の物に頼りすぎないようにしましょう。

厄年に慎重になるあまり我慢し過ぎない

厄年に対して慎重になるあまり、特別な予定を組むことを避け、できる限り無難な1年にしようと考える人もいるかもしれません。しかし、厄年という理由だけでタイミングを見送るべきではないこともあります。
厄年だからといって何かを諦めるのではなく、現実的に自分は今どうすべきなのかを考えることが大切。厄年にとらわれ過ぎず、自分にとってベストなタイミングでの実現に向けて行動しましょう。

厄年の女性の入籍・結婚

結婚を控えている場合「厄年に入籍や結婚をすると良くないのでは」と考えるかもしれません。ここでは厄年の入籍や結婚について見ていきましょう。

厄年の入籍・結婚は問題ない

厄年は災いの多い年だとイメージする人なら、入籍や結婚といった人生の大きな節目となることをするのは良くないと感じるかもしれません。しかし、前述した通り、厄年とは何をやっても災いが起こる年ではありません。入籍や結婚も、厄年にこだわらず、自分のタイミングを優先すべきです。
入籍・結婚は、それぞれに応じた縁や時期があります。自分にとってベストなタイミングであるにもかかわらず厄年を理由に見送ってしまったら、また同じようなタイミングが来るかどうかはわかりません。厄年以外の条件もしっかり考え、自分にとって1番良い行動は何かを判断しましょう。

気持ちを切り替えるために厄払いを行う方法も

厄年を過剰に恐れる必要はありません。ですが、どうしても厄年が気になる人もいるかもしれません。また、当人同士は良くても、家族や身近な人が厄年を気にすることも。そのような場合は、厄払いをして気持ちに区切りをつけるのもおすすめです。神社で祈願祈祷を受けることで、入籍や結婚に前向きになれるでしょう。

厄年の女性におすすめの厄払いとは

厄年をすっきりした気持ちで乗り越えるには厄払いも有効です。なお、厄払いの他にも「厄落とし」「厄除け」といった類似する言葉があります。ここでは、それぞれの意味や違いなどを解説します。

厄払いとは

厄払い(厄祓い)とは、既に自分についている厄を払うために、神社で祈願祈祷を受けることです。厄払いは、厄年(特に本厄の年)に行うのが一般的。厄年の元旦から節分までの間に行うのが良いとされています。なお、後述する厄落とし・厄除けなども行うべきタイミングは同じです。

厄払いの方法

お祓い・祈祷をしてもらう場合は事前に神社へ連絡し、日程や必要なものなどを確認します。服装はスーツやシックなワンピースなど、フォーマルなファッションが無難です。神様にお祈りする場だということを念頭に、失礼のないスタイルを意識しましょう。
厄払いの際は初穂料を納める必要があります。神社によって異なりますが、相場はおおよそ5,000~10,000円ほどです。厄払いの儀式自体は数十分ほどで終わります。なお、儀式は他の予約者と一緒に行われる場合もあるので、遅刻厳禁です。儀式の中の作法などは神社から説明があるのでそれに従ってください。

厄除け・厄落としとの違い

厄払いと似たような言葉に厄除け・厄落としがありますが、これらとの違いも見ていきます。厄除けは、厄が寄ってこないようにすることで、厄に対する予防的な意味合いがあります。厄除けを行う場所は主に寺院(菩提寺など)です。一般的には寺院で行う祈祷が厄除け、神社で行う祈祷が厄払いと言われます。
厄落としとは、自分に大きな災厄が降りかからないよう、敢えて災厄をつくりだし、その災厄を落とすことです。つまり厄落としは、既に自分の身に厄が付いている状態から行うものなのです。昔は普段使っているものに厄を移し、それを落としていました。現在では寺院や神社で祈祷をあげてもらい、厄を落とすのが一般的です。
なお、地方によって、厄落としの方法が異なる場合も。自身が住んでいる地域の厄落としの方法を調べてみると良いでしょう。厄払い・厄落とし・厄除けはそれぞれ微妙な違いはあれど、どれも厄を払い遠ざけるという意味でほぼ同じものと考えられます。

厄年の女性も幸せな入籍や結婚を叶えよう

厄年は災厄が降りかかる年ではなく、さまざまな事柄に関しいつも以上に気を配るべき年ということです。ふたりにとってベストなタイミングの入籍・結婚であれば、厄年だからといって避けることはありません。ぜひこの記事を参考に、厄年の考え方や厄払いの方法などを確認し、幸せな入籍・結婚を叶えましょう。

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