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結婚式準備

2024.02.11

ブライダルローンとは?メリット・デメリットや利用の流れ、他の費用準備法も

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ブライダルローンとは、結婚にあたって資金が必要な時に利用できるサービスのこと。利用前に、金利や返済方法についてよく理解することが大切です。今回は、ブライダルローンの概要とメリット・デメリット、利用の流れを解説。また、その他の費用の準備方法も紹介しますので、結婚資金準備の参考にしてくださいね。

ブライダルローンとは?

結婚にあたって必要なお金を借りられるサービスがブライダルローンです。一般的なカードローンとは異なる特徴があります。まずは、ブライダルローンの用途や金利、返済について解説します。

ブライダルローンの用途

カードローンと異なるブライダルローンの特徴は、「結婚」という用途が明確決まっていること。ローン商品によって用途が異なりますが、次のような費用に利用可能です。

・結婚式(挙式・披露宴・婚礼衣裳)
・結婚指輪
・新婚旅行

またローンによっては、新婚生活に必要な家具や家電の購入などに利用できるものもあります。
結婚式の前後は何かと出費が多いので、手元にお金を置いておくと安心という理由や、ゲストからのご祝儀を返済に充てることを前提として、ローンを活用するカップルもいます。

ブライダルローンの金利相場

ブライダルローンの金利は、金融機関によって差がありますが、3~10%が相場。
最大金利が18%程度のカードローンよりも低めに借りることができます。金額によらず金利が一定であることも特徴です。結婚式場によっては、提携先のブライダルローンを紹介することも可能で、金利が抑えられる場合もあります。

ブライダルローンの返済方法

借りる金額が大きい場合、と、金利と返済期間の長さによっては、トータルの返済額に数十万円の差が出てきます。

例)金利5%/借入額300万円の場合
3年間で返済 5年間で返済
返済総額 323万6,832円 339万6,780円
返済月額 8万9,912円 5万6,613円
この場合、返済期間3年間よりも5年間の方は、返済総額が「15万9,990円」も多くなります。
そのため、なるべく低い金利で、短い期間に返済するのが理想的です。ただし、期間が短いと月々の返済の額も大きくなるため、負担のない額で返済期間を決めることが重要です。
また、月々一定金額を返済する他に、ご祝儀で一括に返済する方法もあります。結婚式場の会場費等を前払いする必要がある場合、ブライダルローンを利用して事前に済ませ、ご祝儀をローン返済にあて一括で払うカップルも多いようです。
これらの点を踏まえ、ローンを選ぶ際には、次の点をしっかり確認しておきましょう。
・繰り上げ返済が可能か
・繰り上げ返済時の手数料
なかには、手数料が無料のローンもあります。これなら、余裕がある時に負担なく返済できますね。

ブライダルローンのメリット・デメリット

ブライダルローンには、以下のようなメリット・デメリットがあります。これらのメリット・デメリットを踏まえて借りるかどうかを判断しましょう。
ブライダルローンのメリット・デメリット
メリット ・ローンの金利が低い
・用途が限定されているため、借りすぎの防止ができる
・借入金額を自分達で設定できる
・金額で妥協しない結婚式が挙げられる
・指輪の購入や新婚旅行に充てられる
デメリット ・用途が限定されている
・審査に必要な提出書類が多い
・融資までに時間がかかる
・カードローンよりも審査の条件が厳しい

ブライダルローンの審査で重要視されるポイント

ブライダルローンの審査基準は各金融機関で異なりますが、収入や年齢、信用情報など重要視されるポイントがあります。具体的にそのポイントを見ていきましょう。

安定した収入があること

ローン審査に通る大前提は安定した収入があること。金融機関によって条件が異なりますが、次のように一定の安定した収入があることを条件にしている場合が多い傾向にあります。
・年収〇〇万円以上
・勤続年数1年以上 など
また、年収が低くても、勤続年数が長ければローンを利用できるケースや、年収が高くても転職したばかりだと審査に通らないことがあります。一般的に、勤続3年以上だと審査に通りやすいと言われているようです。

満20歳以上であること

ブライダルローンでは多くの場合、「満20歳以上」であることが条件となっています。20歳以上であっても学生で収入がない場合や、20歳未満で働いている場合でも審査が通らないことがあります。ただし、親名義で借りられる商品もあるようです。

個人信用情報に問題がないこと

もう一つの条件は、ローンを借りる本人の信用情報に問題がないかどうかです。金融機関は、信用情報機関に照会し、他のローンの利用状況やクレジットカードの支払い、自己破産などの債務整理について確認します。
支払いの滞納や延滞、債務整理をしたことがある場合は、返済能力を疑われてしまい、審査に通らない可能性が高くなります。公共料金の未払いや延滞がある場合も、ローンを利用できない要因になることもあるでしょう。

ブライダルローンの利用の流れ

ブライダルローンを借りる際は、金融機関の情報や手続き方法、提出書類などをチェックしておくとスムーズに利用できるでしょう。次に、ブライダルローンの利用の流れを紹介します。

①情報を入手し内容を確認する

まずは、金融機関の店舗やホームページから資料や情報を入手。金利や借り入れ可能な金額を確認し、返済についての計画を立ててから決めましょう。

②申し込みの手続きをする

金融機関の店舗、またはインターネット上で申し込みます。説明通りに個人情報を記載・入力してください。取引がない金融機関で申し込む場合は、返済用の口座開設手続きについて問い合わせておきましょう。

③金融機関による仮審査

申し込んだ金融機関により、事前に審査が行われます。審査には数日かかるのが一般的です。申し込み時に希望した連絡先に仮審査の結果が来ます。

④必要書類を提出する

仮審査に通ったら、以下のような必要書類を提出します。審査には時間がかかるので、早めに準備しておきましょう。
<主な必要書類>
  • 本人確認書類:免許証やパスポートなど
  • 所得証明書:源泉徴収票や給与証明書、確定申告書など
  • 使途確認書:結婚式場の見積書や契約書など

⑤本審査通過後に入金される

金融機関の審査が通れば、お金が振り込まれます。結婚式場が提携するローンの場合は、直接結婚式場に振り込まれるものもあります。

ブライダルローン以外の費用の準備方法

カードローンを利用する以外で結婚資金を準備するには、少しずつ貯金をしておくことが理想ですが、他にも親からの援助や結婚式のプランの見直しで捻出するカップルもいます。次に、ブライダルローン以外の費用の準備方法を紹介します。

計画的に貯金する

結婚のために貯金をしておくと安心です。「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 」によると、88%以上(全国推計値)のカップルが貯金から結婚費用を出しています。結婚資金としての貯金総額は全国平均で317.2万円。ふたりの将来の結婚に向けて、計画的に貯金をしておくと良いでしょう。

親・親族に援助してもらう

結婚時はまとまった資金が必要なことから、両家の親や親族が援助してくれるケースも少なくありません。「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023 」によると、親・親戚から援助があった割合は78.7%も。そのなかでも、両家から援助があったケースが一番多いようです。ローンや貯金に頼れない場合は、両家の親や親戚に相談してみましょう。

新婚旅行を延期する

貯金がまだ十分でないなら、新婚旅行を延期するのも1つの方法です。新婚旅行は結婚式と同時期に行うと、相当額のお金が必要になります。海外旅行ではなく国内旅行を選択することも、費用の節約につながるでしょう。

結婚式の予算を見直す

結婚式で削れるオプションがないか、再度予算を見直してみることをおすすめします。例えば、ペーパーアイテムやムービーなどを自作すれば、費用を節約することができます。費用を抑えられる項目を見直し、無理のないプランを立ててみましょう。

ブライダルローンのメリット・デメリットを踏まえ利用を決めよう

ブライダルローンは、結婚資金が足りない時に利用できるサービスです。結婚式の費用にはご祝儀も充てられることを鑑みつつ、用途、金利、返済についてよく考慮したうえで利用するかどうかを決めましょう。
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