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婚姻

2024.02.12

結婚資金の平均額は?相場と内訳・効率よく貯めるコツもチェック

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結婚に向けて、資金はどの程度必要か心配になる人は多いでしょう。結婚資金の総額と合わせて、結納、指輪購入、結婚式それぞれの支払いのタイミングを把握し、貯蓄と支払いの計画を立てるのがおすすめです。この記事では、結婚資金の平均額、内訳と支払うタイミング、結婚資金を分担するポイント、結婚に向けて上手に貯金するコツを紹介します。

結納から新婚旅行まで、結婚資金は平均いくら必要?

結納から新婚旅行までにかかった費用総額の全国平均は、317.2万円とのデータがあります。地域差や結婚式の規模、新婚旅行で選んだ旅先といったさまざまな要素によってかかる費用は大きく異なりますが、この数値を結婚資金のひとつの目安にしてみると良いでしょう。  

結婚資金の内訳と支払うタイミング

結納から新婚旅行にかかる費用に加え、ふたりの新生活スタートにも費用がかかるもの。ここでは項目ごとの平均相場と、支払うタイミングについて解説します。

結納/両家顔合わせ

  • 食事を含めた結納式:20.6万円
  • 食事を含めた両家顔合わせ:6.7万円
結納式とは、婚約のしるしとして両家で品物を取り交わす日本の伝統儀式のこと。最近では、結納式を行わずに顔合わせを兼ねた食事会をセッティングするカップルも増えています。一般的には、結婚式の3〜6ヵ月前に行うことが多いようです。
なお、結納にはここで挙げた結納式そのものにかかる費用の他に、結納金・結納返しも必要です。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

婚約・結婚指輪

  • 婚約指輪:38.2万円
  • 結婚指輪(2人分):28.1万円
結婚記念品としては、婚約指輪を選ぶ人がほとんどです。かつては、婚約指輪の値段は「給料の3ヵ月分」などと言われたこともありましたが、ここ数年は抑えめの傾向です。指輪以外では、ネックレスや時計などが選ばれています。
婚約指輪は結婚式の1年くらい前、結婚指輪は結婚式の半年くらい前に購入するカップルが多いようです。

結婚式

  • 結婚式の総額:303.8万円
挙式から披露宴・ウエディングパーティなどの結婚式にかかる総額の目安は、全国平均で327.1万円です。この費用には、会場費の他に料理・飲食代、装花、衣裳、引出物などが含まれています。
なお、結婚式ではゲストからご祝儀をもらえる他、親・親族からの援助が受けられるケースもあります。結婚費用に対する親・親族からの援助金の総額は、全国平均で181.1万円です。結婚式にかかる総額から、ご祝儀・援助金を差し引いた金額が、最終的に自分達が支払う自己負担額となります。
結婚式費用の支払いは、結婚式の1週間〜1ヵ月前くらいまでに全額を支払う前払いが一般的です。まれに結婚式の当日払いに対応している結婚式場もあり、そういったところではご祝儀を支払いに充てられるので一度の負担が軽減できます。

新婚旅行

  • 新婚旅行にかける費用:43.4万円
新婚旅行にかける費用の相場は上記の通りですが、旅行日程や旅行先、パッケージツアーにするか個々に予約するのかによって金額は大きく変わります。
費用は予約時に一括で支払うパターンや、予約時に一部を内金として支払い、残りを出発前に支払うパターンがあります。またお土産代など、現地で必要となる費用も想定しておきましょう。

新生活準備

結婚を機にふたりで新生活をスタートする場合、引っ越しにかかる費用の目安は60〜100万ほどです。物件や新調する家具・家電の種類によって金額は異なりますが、一般的な内訳がこちらです。
<例>新しくマンションを借りる場合
初期費用
(敷金・礼金・前家賃・仲介手数料など)
50万円前後
引っ越し代 9万円
家具・家電代 20〜30万円
物件の初期費用や引っ越し代の支払いは、契約時から当日までの間に支払う前払いがほとんどです。家具・家電に関しては、クレジットカード払いにすれば自分達のペースで支払うことも可能です。

結婚資金の分担例

多くのお金が動く結婚では、どちらがどれくらい支払うのかをしっかり決めておくことが大切です。結婚資金の分担例を紹介します。

その都度相談する

支払いが発生するタイミングで、その都度ふたりが納得できるよう、お互いの収入を考慮しながら負担について話し合う方法です。婚約指輪は彼が購入してくれたので、代わりに新婚旅行は自分が支払う、といった分け方をするのも良いでしょう。

ふたりで折半する

結婚はふたりのことなのだから、基本的にはきっちり折半したいと考えるカップルもいます。結婚に向けて資金を貯めるための共通口座をふたりで作り、そこから費用を支払う形で折半するのもおすすめです。
折半する場合は、費用面でケンカにならないよう、自分がこだわりたい部分があればその都度相手に相談するのがコツです。

各自で支払う

自分が必要なもの、自分がこだわりたいものは、自分で支払うという考え方もあります。例えば、結婚式で着るドレスのグレードをあげたいので衣裳代は自分で支払う、それぞれが呼ぶゲストにかかる費用はそれぞれで支払う、などが分担の一例です。

結婚資金を効率的に貯めるコツ

効率的に結婚資金を貯めるには、日々の収支と貯金の方法を見直すのがおすすめです。併せて、利用できるお祝い制度がないか確認しておきましょう。いつから貯めると良いか悩んでいる人は、先述の内訳と合わせて参考にしてください。

毎月の収支を把握して節約する

まずは毎月どれくらいの収入があって、何にいくら使っているかを把握するのが大事です。支出を項目ごとに書き出すと、見直しが必要なもの、節約できそうなものが見えてくるでしょう。
一番節約しやすいとされているのは、通信費などの固定費です。固定費は少し抑えるだけで、年間で見るとかなりの金額を節約できる可能性があります。その他、積極的に自炊する、娯楽費を抑えるといった、小さな節約を積み重ねることも大切です。

先取り貯金をする

確実に貯金したい場合は、先取り貯金がおすすめです。収支の差額を貯金に回すのではなく、あらかじめ毎月いくら貯金すると決め、収入があったら先にそのお金を貯金してしまいます。確実に毎月貯金できるのに加え、残りのお金でやりくりしないといけないので節約にもつながり一石二鳥です。

結婚資金用の口座を作る

前項で触れたように、ふたりで結婚資金用の共通口座を作っておくと、貯めるのも支払うのもスムーズです。ふたりでバラバラに貯めていると、どれくらい使えるお金があるのか把握しきれません。できれば毎月決まった額をそれぞれ共通口座に入れるようにすれば、お金を計画的に貯められます。いつまでにいくら貯めるか目標を立てるのも良いでしょう。ふたりで頑張ることで、絆もより深まるかもしれません。
また結婚後も、夫婦の共通口座として引き続き使用できます。子どもの教育費、マイホーム購入費用など、使い道はたくさんあります。

補助金制度やお祝い金制度を活用する

対象となる自治体の補助金制度がないか、早めに確認しておきましょう。内閣府が行なっている「結婚新生活支援事業」では、条件を満たしていると1世帯あたり30万円を上限に結婚祝い金や金券の給付を受けられます。「都道府県主導型のコース」なら、条件次第で上限60万円が給付される場合もあります。
その他、勤務先の会社によっては、お祝い金制度を導入しているところもあるようです。自治体の制度に比べて条件を満たしやすいので、一度勤務先に確認してみてはいかがでしょうか。

結婚資金の相場を知り、ふたりで計画的に準備を進めよう

結婚と一口に言っても、かかる費用はさまざま。結婚式だけではなく、結納や指輪の準備、さらに新婚旅行から新生活準備と多岐にわたります。また、それぞれの項目でかかる費用も支払うタイミングもまちまちです。結婚が決まったら、まず何にどれくらいお金がかかり、トータルでいくら必要なのかを算出してみましょう。そして、適切なタイミングで費用を支払えるよう計画的に貯金するなど、結婚の準備を進めてくださいね。
アルカンシエルのブライダルフェアでは、結婚資金に不安がある場合でも気軽にご相談いただけます。プロフェッショナルなスタッフが、ふたりにぴったりのプランを親身に考えてくれますよ。
※本記事内で記載している費用相場は「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023」を基に記載しています。

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