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式場選び・ブライダルフェア

2023.05.26

会費制結婚式とは?メリット・デメリット、会費相場や予算別のおすすめスタイルも

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参列者から会費をいただく会費制結婚式はゲストの負担を減らし、カジュアルな結婚式にしたいカップルに人気のスタイルです。会費制結婚式ならではの良さがありますが、一般的な結婚式と異なるため、検討する場合は詳しく調べておきたいところ。会費制結婚式の概要やメリット・デメリット、予算別のスタイル、会費制結婚式を挙げる場合のポイントを紹介します。

会費制結婚式とは?

ご祝儀をゲストからいただく一般的な結婚式とは違い、あらかじめ一律の金額を知らせて参列してもらうのが会費制結婚式です。まずは、会費制結婚式の概要やこの挙式スタイルが向いている人、ご祝儀制の結婚式との違いについて解説します。

あらかじめ設定した金額をゲストが支払う結婚式のこと

会費制結婚式とは、あらかじめゲストに会費として一律の金額を伝え、参加してもらうスタイルの結婚式のことです。会費制と聞くと2次会のようなイメージを持つかもしれませんが、格式の高い結婚式からカジュアルな結婚式までさまざまな雰囲気の結婚式を叶えられます。

ご祝儀制結婚式との違い

一般的な結婚式には会費が存在せず、ゲストが持参するご祝儀が会費のような役割を担っています。なおご祝儀の金額に決まりはなく、親戚や友人、職場関係など新郎新婦との関係性や地域性などによって相場はさまざまです。
また、披露宴と二次会の中間的なパーティである1.5次会と会費制結婚式もまた異なります。1.5次会について詳しく知りたい場合は、ぜひ次の記事をチェックしてみてください。

会費制結婚式が向いている人/向いていない人

会費制結婚式は、リゾート挙式を行った人やオリジナルの結婚式を挙げたい人に向いています。
会費制結婚式に向いている人と理由
国内もしくは海外でリゾート挙式を行った人 ・リゾート挙式はふたりもしくは親族のみで行うケースが多い
※挙式とは別にお披露目の場を設ければ、親しい友達に晴れ姿を見てもらえる
カジュアルで自由度の高い結婚式を挙げたい人 ・会費制なら自分達で費用を決められる
・立食パーティ形式のようなカジュアルで自由度の高い結婚式を挙げられる
多くのゲストを呼びたい人
ゲストの負担を減らしたい人
・ご祝儀と比べてゲストの負担が少ない
・多くのゲストを気兼ねなく呼べる
一方、結婚式の準備を楽しみたい・こだわりたい、おもてなしを重視したいと考えている人には向いていません。また豪華な結婚式を挙げる人、上司や年配のゲストを多く招待する予定の人にも不向きといえるでしょう。

会費制結婚式のメリット

次に、会費制結婚式のメリットについて解説します。ゲストの金銭面を配慮できる、収支を先に把握でき式の準備がしやすいなど、ゲスト・新郎新婦の両方にメリットがあります。

ゲストの金銭的負担を減らせる

会費制結婚式の会費は、ご祝儀の相場額より金額が低い傾向にあります。ご祝儀の相場は友人や職場の同僚などで3万円、親族で3~10万円ほどです。
一方、会費の相場は1~2万円ほど。ゲストの金銭的負担を減らせる点は、会費制結婚式の大きなメリットのひとつと言えるでしょう。

ゲストがご祝儀額で悩まずに済む

先述した通りご祝儀に相場はありますが、関係性や地域などによって異なります。そのため、「一般的な相場で良いのだろうか」「仲が良いから多く出すべきだろうか」「自分のご祝儀が高過ぎたり低過ぎたりして浮かないだろうか」などとゲストが金額に悩むケースがよく見られます。
その点、会費制ならゲスト全員が一律の金額なので、ご祝儀額で悩ませずに済むでしょう。

結婚式の収支を事前に把握できる

一般的な結婚式ではゲストそれぞれのご祝儀の額を事前に把握するのは難しいですが、会費制は会費×ゲスト人数で収入を簡単に把握できます。結婚式の収支を事前に把握できるため、無理のない予算計画を立てられるでしょう。

引出物や席次表などの準備を省略できる

会費制の結婚式では、基本的にゲストへの引出物は用意しません。引出物は結婚式のご祝儀に対する内祝いの意味が強いため、実費的な扱いの会費に対しては不要という考え方です。
また、立食スタイルにするなら固定の座席がないため、席次を考える必要がなくなります。引出物選びや手配、席次の検討、席次表作りの準備が不要なため、結婚式までの準備に余裕ができるでしょう。

会費制結婚式のデメリット

会費制結婚式を行うなら、デメリットも理解しておく必要があります。併せて、どのように気を付けるべきなのかも紹介します。

理解を得ることが難しい場合がある

親世代や年配の親族、目上の上司の中には、従来の一般的な結婚式の方が格式が高いととらえ、会費制に難色を示す人もいます。会費制にするメリットの他、決して格式が軽くなるものではないことを伝えつつ、自分達らしい結婚式を挙げたい気持ちを理解してもらえるようにアプローチすると良いでしょう。

ゲストを悩ませる可能性がある

ご祝儀制の結婚式がまだまだ一般的なため、会費制の結婚式になじみがない人も中にはいます。そのため、「会費だけを準備すればご祝儀はいらないのか」「どんな服装で行けば良いのか」と戸惑うゲストもいるかもしれません。
ゲストが戸惑ったり悩んだりしないよう、あらかじめ結婚式のスタイルや服装に関する説明を始め、会費のみで良いことをしっかり伝えておきましょう。

結婚式の内容と会費のバランスを考える必要がある

会費の金額は基本的に結婚式のゲストにかかる実費分が大まかな目安です。すなわち、結婚式の費用が高くなれば会費も高くなり、安ければ会費も安くなります。
費用を高くし過ぎると、会費が高くなりゲストの負担も増えてしまいます。一方、費用を抑え過ぎると会費はリーズナブルになるものの、おもてなし感が薄れてしまいゲストに満足をしてもらえない可能性も。結婚式の内容と会費のバランスを考えることが大切です。

自己負担額が高くなる可能性がある

結婚式場の使用料や披露宴での装飾・演出代、衣裳代などは新郎新婦が自己負担しなくてはいけないため、費用が高くなるかもしれません。結婚式をどこまでこだわるかによって自己負担額が変わってきます。
こだわりをすべてカットすれば負担額は少なくなりますが、自分達やゲストが物足りないと感じる可能性もあるでしょう。反対に、こだわりを際限なく盛り込むと自己負担額は膨らみます。自己負担が厳しい分は、その分会費に少し上乗せするという方法もありますが、ゲストの負担が増えるためおすすめはできません。自分達がどんな式にしたいのか、どこにこだわりたいのかを考えてメリハリをつけることが大切です。
ブライダルフェアに参加すれば、結婚式当日のイメージをより膨らませられます。もし費用のことで悩んでしまった場合は、利用する結婚式場に相談してみると良いですよ。

会費相場と予算別おすすめスタイル

会費制結婚式とひとくくりに言っても、予算によって中身は変わるもの。予算をおおまかに2パターンに分け、おすすめのスタイルとその内容を解説します。費用とのバランスを考慮しつつ、重視するポイントを決めてくださいね。

会費相場

会費の相場は、前提として結婚式の形式や会場、料理のグレードによってさまざまです。
<一例>
・立食ビュッフェ…会費6,000~1万円程度
・着席ビュッフェorカジュアルなコース…会費1万~1万5,000円程度
・着席フルコース…会費1万5,000~2万円程度

【予算1〜1万5,000円】ビュッフェスタイル

撮影:アルカンシエル
費用を抑えたい・カジュアルな雰囲気にしたいという場合は、予算1〜1万5,000円のビュッフェスタイルがおすすめです。費用を抑えられる上に気軽に参加しやすい点も魅力で、会費制結婚式のスタイルとして人気です。
ラフすぎずフォーマルすぎず…な結婚式にしたければ、着席ビュッフェスタイルにしてみてはいかがでしょうか。料理はビュッフェスタイルですが、一人一人で決まった席について料理を楽しめます。もし新郎新婦とゲストとの距離も近く、話しやすい結婚式にしたければ立食形式が良いでしょう。着席形式よりも会費を抑えられます。

【予算1万5,000〜2万円】コーススタイル

撮影:アルカンシエル
費用を抑えつつもフォーマルさを重視したければ、1万5,000〜2万円のコーススタイルがおすすめです。料理をフルコースにし、着席スタイルにすれば、ビュッフェスタイルよりもゲストに落ち着いて楽しんでもらえます。また高齢者や妊娠中の女性ゲストがいる場合でも、負担をかけにくいでしょう。

会費制結婚式を挙げる場合のポイント

実際に会費制結婚式を挙げる際は、準備の段階から意識すべきポイントがあります。以下では、会費・招待状・演出・引出物・結婚式場の5つに分けて、それぞれのポイントを解説します。

【会費】ゲストにかかる費用に合わせて決める

会費制結婚式で多いのは、ゲストからいただく会費の7割程度を料理やドリンクなどおもてなしの費用にあて、「残りの3割+自己負担額」で衣裳や演出、装飾、プチギフトといった必要なものを用意するパターンです。
おもてなしの内容が明らかに会費と見合っていない場合、ゲストに残念な想いをさせてしまう可能性があります。ゲストもふたりも満足のいく内容にするために、どれくらいの金額なら自分達で負担できるかを事前に考えましょう。

【招待状】会費制結婚式であることを伝える

会費制結婚式の招待状には、会費制であることと会費の金額を必ず記載しましょう。その他、飲食スタイルが一般的な結婚式と異なるのであれば、立食形式・着席形式のどちらなのかについても記載した方が丁寧です。
なお親や年配の親族など、会費制結婚式に難色を示す可能性のある人には、招待状を発送する前にあらかじめ会費制結婚式であることを伝え、納得してもらった方がスムーズに進められます。

【演出】ウエルカムアイテムを手作りするなど工夫する

会費制結婚式は、料理やギフトといったゲストに直接かかる費用以外の一部は自己負担となります。自己負担額を抑えるためには、演出の工夫をすると良いでしょう。
例えば、ウエルカムボードやメッセージボードなどのウエルカムアイテムを手作りすれば、節約が可能です。手作り感がアットホームな雰囲気を演出し、結婚式がより特別なものになります。また、クイズやビンゴといったゲスト参加型の企画を行って披露宴を盛り上げるのもおすすめです。

【引出物・ギフト】用意する場合は会費に費用を上乗せする

前述した通り引出物は基本的に不要ですが、もちろん用意しても構いません。その場合は会費に費用を上乗せします。ビュッフェスタイルなら数百円〜1,000円のプチギフト、コーススタイルなら1,500〜2,000円のギフトか引菓子を用意すると良いでしょう。

【結婚式場】会費制結婚式が可能か事前に確認する

会費制結婚式を行う場合は、会費制が可能かどうかを利用したい結婚式場に確認することも大切です。結婚式場によってプランなどが異なるため、まずは会費制結婚式を行いたい旨を伝えましょう。

会費制結婚式について知り、より自分達らしい結婚式を挙げよう

会費制結婚式は、事前の準備がしやすいだけではなく、ゲストの金銭的な負担を減らせます。ゲストへの感謝の気持ちを込め、会費制結婚式をセレクトするのも良い選択です。会費制結婚式と祝儀制結婚式のどちらが良いかパートナーとよく話し合って、自分達らしい結婚式を挙げましょう。
アルカンシエルの結婚式場でも会費制結婚式を行うことが可能です。
気軽に参加できるブライダルフェアでは、プロフェッショナルなスタッフがおふたりにとって大切な要素、盛り込みたい内容や希望するスタイルに応じてベストな会費制結婚式を提案いたします。
また、そもそも会費制にしようか祝儀制にしようか迷っている…そんな場合でも問題ありません。デート感覚で、まずはお気軽にご来館ください。

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