披露宴の基本的な流れ&プログラムをおさらい。所要時間もチェック!
披露宴は結婚式において、さまざまな準備が必要なイベント。ゲストにとっても自分達にとっても忘れられない素敵な披露宴にするためには、段取りをしっかり考えることが大切です。そこで今回は、披露宴の基本的な流れを紹介します。披露宴の基本から具体的なプログラムまで詳しく見ていくので、ぜひ披露宴のプランを立てる時の参考にしてください。
披露宴の基礎知識
披露宴と混同されやすい言葉として挙式があります。初めに、披露宴に関する基本的な部分を紹介します。挙式との違いもしっかりと押さえておきましょう。
披露宴とは
披露宴とは、親しい人やお世話になった人などを招いて、新郎新婦の結婚をお披露目するパーティのこと。ゲストをお料理や演出などでおもてなしし、今後も変わらぬお付き合いをお願いします。披露宴全体の所要時間は2時間半ほどが一般的です。
披露宴と挙式の違い
挙式とは、宗教上の神様や参列者の前で結婚を誓う儀式のことで、披露宴とは異なります。最近では、「挙式と披露宴を合わせたものの総称が結婚式」という考え方が一般的です。披露宴と挙式はセットで行われることが多いですが、挙式のみ、もしくは披露宴のみを行うケースもあります。
披露宴の基本的な流れ&プログラム【前半】
披露宴を行う際は、やりたいこと・外せないことをふたりでピックアップするところから始めていきます。その後、結婚式場スタッフと打ち合わせを行い、全体のバランスを整えながら披露宴のプログラムを決定していきます。
それでは、披露宴の基本的な流れとプログラムの内容を見ていきましょう。まずは披露宴の前半パートの紹介です。
新郎新婦の入場
ゲストが既に着席している状態で、新郎新婦が披露宴会場に入場します。入場の際は、明るい曲調のBGMを流すと期待感がアップ。また、入場前にオープニングムービーなどを流すこともあります。
新郎新婦の紹介
司会者が開宴の言葉を述べた後、新郎新婦の紹介を行います。なお、紹介は仲人が行ったり、新郎新婦が自分達で行ったりすることも。また、司会者または仲人が新郎新婦を紹介した後、新郎がウエルカムスピーチをする場合もあります。
主賓挨拶
新郎と新婦の主賓、それぞれ1名ずつが祝辞を述べます。順番は新郎の主賓、それから新婦の主賓です。祝辞の際は新郎新婦は起立し、主賓に促されたら着席します。所要時間は1名のスピーチにつき5分ほどが目安です。
乾杯
来賓の代表者が乾杯の発声をします。新郎新婦とゲスト、会場内の全員が起立しての乾杯です。所要時間は乾杯の準備も含めて5分ほど。
乾杯が終わった後は会食が始まります。自由に歓談しながら料理や飲み物を楽しんでもらいましょう。この時間は、新郎新婦とゲストが自由にコミュニケーションを取れる時間でもあります。高砂席にゲストが来てくれた時には、直接、感謝を伝えたり写真を撮ったりして、楽しい時間を過ごしてくださいね。
ケーキ入刀
新郎新婦がウエディングケーキにナイフを入れます。ナイフを入れた後は、ふたりでお互いにケーキを食べさせ合う「ファーストバイト」や、新郎新婦が親にケーキを食べさせてもらう「ラストバイト」などの演出も。また、ケーキ入刀は披露宴前半の写真タイムでもあるため、注目を浴びて緊張するかもしれませんが、笑顔を意識しましょう。
新郎新婦の中座
新郎新婦がお色直しのために中座します。先に新婦が退場し、その後に新郎が退場するのが一般的です。なお退場時には、祖父母などの親族や友人などが新郎新婦のエスコートを行う演出が定番となっています。
また、新郎新婦が中座した後は、ゲストに食事や歓談を思い思いに楽しんでもらいます。この間、プロフィールムービーを流すなど、新郎新婦が不在でもゲストが楽しめる演出を取り入れると良いでしょう。
披露宴の基本的な流れ&プログラム【後半】
披露宴は、後半もコンテンツが盛りだくさん。次は、披露宴の後半部分の流れとプログラムを紹介します。クライマックスにどのように繋がっていくのか見ていきましょう。
新郎新婦の再入場
披露宴の後半は、お色直しが終わった新郎新婦が再入場するところからスタートです。この時、お気に入りの曲や、ふたりの思い出の曲などをBGMに選ぶ新郎新婦が多く見られます。
テーブルラウンド
再入場した新郎新婦が会場内の各テーブルを回ります。このシーンの演出で多いのは、新郎新婦が各テーブルのキャンドルに火をつけて回るキャンドルサービス。その際、各テーブルのゲストと記念撮影などを楽しみます。
余興
ゲストによる歌・ダンスや、新郎新婦が依頼した出演者によるパフォーマンスなど、会場を盛り上げる余興が行われます。余興の際は、新郎新婦は座ったままで問題ありません。また、新郎新婦自身がサプライズで余興を行うこともあります。
余興には、準備・片付けの時間を要することが多いです。余興そのものの時間はもちろんのこと、余興前後の準備・片付けの時間にも考慮しながら、余興にかける時間を決めると良いでしょう。
また、余興の有無や余興の演目数は披露宴によって異なります。全体の時間配分もふまえなら、詳細を検討してみてください。
花嫁の手紙・花束贈呈
新婦が親への感謝の手紙を読む時間です。新郎は新婦の横に立ち、マイクフォローの役割を担います。手紙を読み終えたら、両家の親に花束や記念品を贈ります。花嫁の手紙や花束贈呈の所要時間は、10分ほどを見ておくと良いでしょう。
両家の代表挨拶
両家の代表がゲストに向けて、出席してくれたことへの感謝を述べます。代表挨拶は新郎の父親が行うことが多いですが、その後に新郎が挨拶をするパターンもあります。所要時間はそれぞれ5分ほどです。
新郎新婦の退場
新郎新婦が退場し、司会が閉宴の挨拶をしたら披露宴はお開きです。退場後、エンドロールムービーを流すこともあります。ゲストが帰る際は、新郎新婦と両家の親が出入口でお見送りを行います。また、プチギフトを用意している場合は、お見送りの際に渡しましょう。
披露宴で気を付けたいポイント
素敵な披露宴にするため、気を配っておくべきこともあります。ここでは、披露宴において気を付けたい3つのポイントを見ていきましょう。
ゲスト目線で考える
披露宴で最も大切なのは、出席してくれるゲストへの感謝の気持ち。自分達の門出をお祝いしてくれるゲストへのおもてなしを意識しながら、プログラムや演出を考えることが大切です。一生に一度の大切な日なので、自分達のこだわりを持つことも大事ですが、ゲスト目線で喜ばれる披露宴になるよう意識しましょう。
披露宴にコンテンツを詰め込みすぎない
披露宴の演出を考える際は、ゲストが疲れてしまわないように配慮することもポイントです。ゲストは基本的に好きなタイミングでお手洗いなどに行って良いとされていますが、やはり演出中は席を立ちづらいもの。
映像関係の演出や余興などが続くと、ゲストが食事をしたり席を立ったりする機会がなくなってしまいます。ゲストが席を立つタイミングを見つけられるよう、プログラムに配慮してくださいね。
スピーチをお願いする時は目安時間を伝える
披露宴では、主賓挨拶や乾杯の発声など、スピーチのコンテンツがいくつかあります。その際、スピーチが長すぎると、披露宴全体の時間が押してしまうことも。スピーチをお願いする時は、「何分くらいで予定している」と目安となる所要時間を伝えましょう。目安の時間が分かれば、依頼された方も内容を考えやすくなります。
また、新郎新婦がスピーチをするシーンでは、想いが溢れて言葉に詰まってしまう場面もあるかもしれないので、少し余裕をもった時間配分にしておくことをおすすめします。
ウエルカムパーティでゲストと素敵な時間を過ごそう
撮影:アルカンシエル横浜 luxe mariage
挙式の後、披露宴が始まるまでの待ち時間を利用して、ウエルカムパーティを行う結婚式も増えています。アルカンシエルで行っているウエルカムパーティは、新郎新婦とゲストが交流を楽しめる場として人気です。ここでは、一般的なウエルカムパーティの内容と併せて、アルカンシエルで叶うウエルカムパーティを紹介します。
ウエルカムパーティとは
結婚式におけるウエルカムパーティとは、挙式と披露宴の間に行うミニパーティです。ウエルカムパーティのスタイルは結婚式場によって異なります。例えば、新郎新婦が参加してゲストとの交流を深めるスタイルや、新郎新婦は参加せずにゲスト同士が交流を深めるスタイルなどです。
自分達の理想の結婚式を叶えるために、結婚式場を選ぶ際にウエルカムパーティのスタイルを確認しておくのがおすすめです。
アルカンシエルのウエルカムパーティの魅力
アルカンシエルのウエルカムパーティでは、ゲストをおもてなしするための上質な演出が数多く用意されています。バーカウンターからビールやカクテル、フレッシュジュースなどが提供される他、お酒と一緒に楽しめるフィンガーフードなども豊富。
また、新郎新婦とゲストがカジュアルに交流できることも大きな魅力です。フォトブースにはフォトプロップスなど、撮影時に活躍する小物が用意されている会場もあります。きっと、披露宴時とはまた一味違った素敵な写真撮影ができるでしょう。
なお、コロナ禍においては、感染拡大防止対策を配慮したスタイルでウエルカムパーティを実施しています。
ゲストへの感謝を込めながら素敵な披露宴をつくろう
披露宴の内容を考える際は、基本的な流れやおおよその所要時間を把握した上で、自分達らしい演出を組み込んでいくのが良いでしょう。なお、披露宴を計画する上で意識したいのが、ゲストへの感謝やおもてなしの気持ち。ふたりの晴れの日に出席してくれるゲストに向けて感謝の気持ちを込め、楽しんでもらえるような素敵な披露宴にしてくださいね。