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2024.02.11

ダイヤの「カラット」とは?婚約指輪におすすめのサイズや選び方のコツも

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ダイヤモンドのカラットとは重さを表す単位であり、ダイヤモンドの価値を決める大切な要素の1つです。婚約指輪を購入する前にカラットの意味を押さえておきましょう。この記事では、ダイヤモンドのカラットの意味とともに婚約指輪におすすめのカラット数、ダイヤモンドを見極めるポイントなどを紹介します。

ダイヤモンドのカラットとは

カラットとは、ダイヤモンドの重さの単位です。1カラットは約0.2グラムです。まずはダイヤモンドを購入する際の指標となるカラットの意味を解説します。

ダイヤモンドの重さを表す単位

カラット(Carat)とは、ダイヤモンドなどの宝石の質量単位。1カラット=0.200グラムです。米国宝石学会(GIA)が考案したダイヤの価値を決める世界基準4C(カラット・カラー・カット・クラリティ)の1つで、カラットのことを「ct」と表記します。1906年にメートル法が導入され、導入される前と区別するため、正式名称は「メートルカラット」です。

0.1カラットの直径は約3.0mm

0.1カラットの直径は約3.0mmです。0.1カラット増えるたび、直径は約0.6~0.8mm大きくなります。
0.1ct 0.2ct 0.3ct 0.4ct 0.5ct 1ct
約3.0mm 約3.7mm 約4.3mm 約4.8mm 約5.2mm 約6.5mm

婚約指輪に適したダイヤモンドのカラット数

いざ婚約指輪を購入する時、ダイヤモンドのカラット数はどのくらいものを選べば良いか悩む人も多いかもしれません。ここでは、人気のあるカラット数を参考に婚約指輪のダイヤモンドのカラットを決めるポイントを紹介します。

人気は0.2~0.4カラット

「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によると、一番人気のあるダイヤモンドのカラット数は0.2~0.3カラット、次いで僅差で0.3~0.4カラットが人気です。
この結果から、0.2~0.4カラットのサイズが全体の約2/3の支持を集めているため、特にサイズを決めてない場合は0.2~0.4カラットを選ぶのがおすすめです。人気のサイズ感の0.3カラットあたりは指輪のデザインも幅広く展開しているため、婚約指輪を選ぶ時の幅も広がります。

0.3カラットを目安に着ける人の好みで選ぶ

基本はデザインや着ける人の好みで選ぶと良いでしょう。カラット数が大きくなるほど石の存在感が増すので、輝きが強くなり、身に着けた時も華やかな手元になります。逆にカラット数が小さくなれば、清楚な雰囲気になります。女性が婚約指輪に憧れている、存在感のあるジュエリーが好きな場合は、大きめのカラットがおすすめです。
また先々を見据えたアドバイスとして、歳を重ねると指が太くなる、シワが増えるなどの変化が起きて、指輪が物足りなく感じるという意見も多いようです。購入時には少し大きいと感じるカラットを選ぶと、指の変化を気にせず長く愛用できます。

ダイヤモンドの品質を見極めるポイント

続いてカラット以外でダイヤモンドの品質を決めるポイントであるカラー・カット・クラリティを紹介します。これらは、カラットと合わせて「4C」と呼ばれるダイヤモンドの国際的な品質評価基準の要素です。それぞれの意味や評価基準を紹介します。

色合いを示す「カラー」

カラー(Color)は、ダイヤモンドの色合いを表す基準です。D~Zまでの23段階で評価され、Dが最も無色透明に近く価値が高いとされています。不純物のない無色透明なダイヤモンドほど良い評価になりますが、一定の色味より色が濃かったり、発色が良かったりするものは「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼ばれ、価値が高くなります。

加工技術を示す「カット」

カット(Cut)は、加工技術の評価を表す基準です。ダイヤモンド全体の形のバランスや対称性と仕上げの技術を示し、輝きや煌めきを判断する要素となり、以下の5段階で評価されます。
グレードが高い グレードが低い
Excellent Very Good Good Fair Poor
ダイヤモンドの輝きは主に以下の3つの要素から成り立ちます。理想の輝きは、この3つの輝き方がバランス良く出ているものです。
  • ブリリアンス(ブライトネスとも):ダイヤが内部で反射する輝き
  • シンチレーション:ダイヤを動かした時にきらきら光るきらめき
  • ディスパーション:プリズム効果での七色の輝き

透明度を示す「クラリティ」

クラリティ(CLARITY)は、ダイヤモンドの透明度を表す基準です。地中でダイヤが形成される時に混入する内抱物の量や大きさ、場所、性質、傷の具合などをみて総合的に評価が決まります。以下の11段階で評価されます。
グレードが高い グレードが低い
FL IF VVS1 VVS2 VS1 VS2 SI1 SI2 I1 I2 I3
グレードが高いほど、不純物や傷が無く美しいダイヤモンドと認定。10倍の拡大率で見ても傷や内抱物が確認されなければ、最高評価FL(フローレス)になります。

ふたりに合うダイヤモンドの選び方

ダイヤモンドの品質や見極め方について分かったところで、自分達に合うダイヤモンドを選びましょう。ここでは、ダイヤモンドを選ぶときにチェックしておきたいポイントを紹介します。

ダイヤの優先順位を決めて選ぶ

評価基準となる4Cのどれを優先させるか決めるのも一つの手です。見栄えが良いものが選びたいならカラットを、輝きが良いものを選びたいならカットを、品質が良いものを選びたい人はカラーやクラリティを優先させましょう。
一般の人でも区別しやすいのはカラットとカットで、専門家でも区別しにくいのがカラーとクラリティです。良い物であると判断がしやすいカラットやカットにおいて良い評価を得ているものを優先して選ぶことをおすすめします。

マジックサイズよりわずかに小さめを選ぶ

区切りの良い0.5、0.75、1カラットなどの人気の高い重さはマジックサイズと呼ばれています。0.49、0.68、0.97カラットなどの区切りの悪いサイズと比べて、価格が20%も上がることも。しかし、数値的には区切りの悪いダイヤモンドでも、見た目はほぼ変わりません。マジックサイズを避けて選ぶと、価格が安くなるのでお得に購入できます。

カラット数の小さいメレダイヤを選ぶ

メレ(melle)はフランス語で「小粒石」という意味で、メレダイヤは 0.1カラット以下のダイヤモンドのことを指します。メレダイヤの大きさや形にはバリエーションがあるため、オリジナリティを出せます。
メレダイヤ数個なら上品に、リング上にずらっと複数を並べれば華やかでゴージャスにと、使う数によっても雰囲気を変えることも可能。キラキラした輝きが好きな人は、メレダイヤがたくさん付いた指輪を選ぶことをおすすめします。

カラットだけにとらわれず、ふたりにあったダイヤモンドを選ぼう

ダイヤモンドの重さの単位を表すカラット。カラットが大きければ良いと思われがちですが、ダイヤモンドの価値は色合い、加工技術、透明度なども関わります。また指輪の好みも人それぞれ違います。ダイヤモンドの選び方のポイントを押さえた上で、ふたりにあったダイヤモンドの婚約指輪を見つけてくださいね。
※本記事内で記載しているデータは、「ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ」を基に記載しています。

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