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花嫁ビューティ

2024.02.11

ウエディングドレスに合わせたい「花冠」。ヘア・ドレス選びのコツも紹介

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花冠とは花が輪の形状になった髪飾りのこと。使う花や輪の大きさなどによって見た目の雰囲気が変わり、そのバリエーションの豊富さが特徴です。そこで本記事では、花冠の種類、選び方、似合う髪型・ウエディングドレスなどを紹介します。ぜひ、花嫁コーデの参考にしてくださいね。

ウエディングにおける花冠とは? 

花冠とは輪になった花のことで、花嫁が頭につける髪飾りの1つです。由来は200年以上前のヨーロッパ。当時のヨーロッパでは、ブーケを持つ代わりに「純潔」を意味する白のギンコウバイと、「子宝に恵まれる」を意味するオレンジの花の2種類で作った花冠を頭に乗せていました。
最近では使用する花に決まりはなく、いろいろなバリエーションの花冠があります。また、花が輪の形状になっていることを「永遠」、2種類の花が結びつくさまを「愛」として表しており、結婚式にぜひ身につけたいアイテムの一つとなっています。

ウエディングで使われる花冠の種類

まずは、花冠にはどのような種類があるのかを紹介します。それぞれの違いは使われる花。どのような雰囲気の花冠を作りたいかに合わせて、使う花を決めると良いでしょう。

生花を使った花冠

生花の花冠は、生きた花の自然の美しさやみずみずしさを感じられるのが特徴です。この花冠は、生花を使ったヘアアレンジの中でも人気があります。生花はその日だけしか楽しめない特別なもの。そのため、結婚式という特別な日にふさわしいとして取り入れる花嫁が多いようです。

プリザーブドフラワーを使った花冠

生花のみずみずしさを感じたい、できるだけ長く持たせたい、という両方の望みを叶えられるのがプリザーブドフラワーを使った花冠。プリザーブドフラワーとは生花を加工して着色したもので、生花にはない色鮮やかさや色味を表現できます。高温で湿気の高い場所での保管には適していませんが、乾燥したところで保管すれば長持ちさせられますよ。

ドライフラワーを使った花冠

生花や木の実などを乾燥させて作った花冠です。くすんだ色味が特徴で、アンティークかつシックな雰囲気に仕上がります。なかでもおしゃれなのが、カスミソウをドライフラワーにした花冠です。可愛らしい雰囲気で、他の花と組み合わせたアレンジなども楽しめます。

造花を使った花冠

生花にはないような色味の造花を使った、個性的な花冠もおすすめ。なかには生花に見えるような質感のものもあるので、それを上手に利用するのも良いでしょう。造花は環境に影響されないため保存しやすく、いつまでも美しさをキープできます。造花を使って花冠を自分で手作りしてみるのもおすすめですよ。

花冠に似合うヘアスタイルと着け方のポイント

次に、花冠に似合う髪型と着け方のポイントについて解説します。花冠を選ぶ際は、自分のヘアスタイルとの相性を考慮することも大切です。また、着け方ひとつで雰囲気がガラッと変わります。合わせるヘアスタイルを考慮した上で、花冠に合った着け方をしましょう。

【ダウンスタイル】花冠を浅めに着ける

髪の毛をふんわり巻いたダウンスタイルと花冠は定番の組み合わせです。可愛らしく仕上がる組み合わせですが、小花を使えばナチュラルな印象も演出できます。
花冠は、前髪が邪魔にならないよう着けるのがポイント。前髪を上げておでこを出して着けたり、花冠をうしろ下がりに浅く着けて前髪に被らないようにしたりなど、工夫すると良いでしょう。

【アップスタイル】髪の毛にルーズさを出しつつ着ける

アップスタイルと花冠を組み合わせる場合は、ルーズなヘアスタイルにするのがポイントです。きっちりまとめた髪型に花冠を着けると、ハチマキを着けているような印象に見えてしまいます。きっちりまとめすぎない、おくれ毛を出す、など工夫してみましょう。

【ハーフアップスタイル】ゆるめに巻いた髪の毛に着ける

長い髪の毛を残しつつも、顔回りをスッキリと見せられるハーフアップスタイル。花冠を合わせる際は、髪の毛をゆる巻きにするとナチュラルなガーリーテイストに仕上がります。
ハーフアップスタイルは、ボリュームのある花冠とも相性抜群で、バランス良く見せられます。髪の毛と花冠を一緒に編み込むアレンジなら、髪から花が咲いたように見えて、より可愛らしさを演出できるでしょう。

【ボブスタイル】前髪を押さえるように深めに着ける

ボリュームが出やすいボブヘアには小花を使った控えめな花冠がおすすめです。ボブヘアに花冠を浅く着けると顔周りのボリューム感が強調される可能性があります。

そのため、花冠のボリュームを抑えて斜めに乗せたり、おでこに花冠がかかるくらい深めにかぶったりするのがポイントです。

【ショートスタイル】頭の上に軽く乗せるように着ける

ボリュームが少なめのショートヘアには、小花を使った細めの花冠がぴったりです。すっきりとしたショートヘアに花冠を着ければ、女性らしさと可愛さをプラスしつつ、甘くなりすぎない絶妙な印象を与えられます。
リーフを使った花冠もボーイッシュなショートとの相性抜群。どちらのタイプの花冠でも、頭に軽く乗せるように着けてくださいね。

自分に似合う花冠の選び方

次に、自分に似合う花冠の選び方を解説します。花冠と言ってもバリエーションが豊富なため、どれか1つに絞るのは難しいもの。選び方のポイントさえ押さえれば、お気に入りの花冠が見つかるでしょう。

花の色で選ぶ

特別な日である結婚式だからこそ、頭に付ける花冠の色を自分の好きな色にしてみてはいかがでしょうか。その際、好きな色をまず1色を選び、その色をベースにして他の色を添えるのがおすすめ。ベースを白の花にすれば、他の色味と合わせやすく失敗を防げます。
色によって仕上がりの雰囲気が異なるので、以下を参考にして花の色を選んでみてください。使う色味を少なめにするとナチュラルに、多めにするとゴージャスに仕上がります。
花の色 仕上がりの雰囲気・特徴
清楚でナチュラル
ピンク 可愛らしい
水色 大人っぽい、個性的
ナチュラル

花の大きさで選ぶ

花の大きさにもよっても雰囲気は変わるもの。小さめの花はナチュラルに、大きめの花はゴージャスに仕上がります。
花な大きさ 仕上がりの雰囲気・特徴
小花 可憐な雰囲気で、ウエディングベールとの相性が抜群
小ぶりな花 どんな雰囲気にもヘアスタイルにも合わせやすい
一般的なサイズ 花の存在感をしっかりと出せ、写真映えもばっちり
大きめサイズ 華やかでゴージャスな印象

輪の大きさで選ぶ

輪が小さい花冠は、頭にちょこんと乗せるようなイメージで着けます。可愛らしい印象に仕上がり、ヘアスタイルやドレスを選びません。一方、輪が大きい花冠は、頭にかぶるよう深めに着けるのがポイント。華やかな印象になり、顔周りを明るく見せられるでしょう。

ウエディングドレスの色味に合わせて選ぶ

結婚式で着用するドレスに合わせて花冠を選ぶのもおすすめ。白のウエディングドレスであれば、どんな色味の花冠とも相性が良いため、自分好みの雰囲気になるよう花を選びましょう。
カラードレスであれば、ドレスと同じ色味の花、もしくは相反する色味の花を使った花冠だと全体のバランスが取れてキレイにまとまります。

自分の顔立ちに合わせて、似合う花冠を選ぶ

自分の顔立ちに合わせて花冠を選ぶのも良いでしょう。
顔立ち 似合う花冠
彫が深いはっきりとした顔立ちの人 大き目の花を使った花冠で華やかな雰囲気に
彫が浅い人 小さめの花を使った花冠で可憐な印象に
可愛い顔立ちの人 淡い色味の花を使った花冠
クールな印象の顔立ちの人 単色で色味がはっきりした花を使った花冠
細めの花冠

花冠に似合うウエディングドレス

最後に、花冠と相性の良いウエディングドレスを紹介します。派手なドレスやビジュー、コサージュなどが付いたドレスだと花冠が目立たなくなってしまうため、避けた方が無難です。ここで紹介するウエディングドレスと合わせてみてはいかがでしょうか。

エンパイアライン

エンパイアラインは、胸から下に向かって真っすぐ落ちているデザインで、クラシカルな印象に仕上がるウエディングドレスです。小物次第でドレスの印象を変えられるのが特徴。花冠を合わせれば、キュートでガーリーな雰囲気になります。

マーメイドライン

大人っぽいマーメイドラインのウエディングドレスには、シックで落ち着いた印象の花冠を合わせるのがおすすめです。ドレスのシルエットが特徴的なので、花冠はシンプルかつコンパクトにするとバランス良く仕上がります。
その際、花冠にボリュームが出すぎないよう注意が必要です。色や大きさを控えめにし、花をぎっしり詰め込みすぎないようにしましょう。

似合う花冠を見つけて素敵なウエディングを

花冠は花嫁が頭に付ける髪飾りの1つで、選び方や着け方次第でさまざまな雰囲気を演出できます。花の色や大きさ、輪の大きさなど、組み合わせによるバリエーションがかなり豊富なので、自分に合うもの、ウエディングドレスに合うものを見つけましょう。選んだ花冠を着けて結婚式を挙げ、ゲストに感謝の気持ちを伝えてくださいね。

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