結婚式費用の平均・内訳・自己負担額を知りたい!見積もりのポイントや節約術も紹介
結婚式にかかる費用は、内容やゲストの人数によって変動するもの。結婚式場に見積もりを出してもらう前に、あらかじめ結婚式にどれくらいの費用がかかるのか、平均額やその内訳、自己負担金についても含めて知っておくことが大切です。本記事では、結婚式費用の平均額やその内訳、自己負担金のほか、見積書をもらうときのポイントや費用の節約術についても解説します。
(※本記事内で記載している平均費用に関しては「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」を基に記載しています。)
結婚式の平均費用と自己負担金の相場
予算を立てる際には、まず費用の相場や誰が出すのかを把握することが大切です。ここでは、結婚式にかかる費用の全国平均や、それに併せた自己負担額について解説します。
結婚式費用の平均額(総額)
挙式、披露宴・ウエディングパーティなど、結婚式全体にかかる費用の平均額は303万8,000円で、招待客の平均人数は43.2人です。これは、招待客1人あたりに換算すると、約7万円をかけている計算になります。
結婚式を行う地域や、挙式スタイル、披露宴会場の違いによって金額は異なりますが、まずは全体の予算の目安として捉えておきましょう。
新郎新婦の自己負担金の相場
結婚式にかかる費用はすべて自分達で準備するわけではありません。参列者からのご祝儀で補填できる他、約72%のカップルが親や親族から援助を受けています。
<自己負担金の計算方法>
ご祝儀の平均金額が180万4,000円で、親や親族からの援助総額の平均が162万7,000円です。
・結婚式の総額-ご祝儀-親からの援助金など=自己負担金
ご祝儀と援助金で結婚式費用をまかなえることもあれば、自分達の貯蓄から支払うカップルもいます。なお、結婚式の費用が前払いの場合は、ご祝儀をもらう前に支払いが発生するので注意をしましょう。
結婚式費用の内訳と平均額
結婚式費用の内訳のうち、代表的な項目として挙げられる、料理・装花・ドレスなどの平均費用を解説していきます。各項目をチェックして、費用に関するイメージを膨らませてくださいね。
料理関連
<平均費用>
・料理と飲み物の総額:87万5,000円
・一人当たりの料理+飲み物の合計金額 :2万500円
ゲストへの料理・ドリンク・ウエディングケーキなど、披露宴で出される料理や飲み物代は、結婚式の費用の大部分を占めます。
ゲストの人数や料理の内容によって金額は変わるので、早い段階で人数や料理コースを決めると、予算を立てやすいです。
装花関連
<平均費用>
・ブーケの総額:4万7,000円
・会場装花の費用: 18万3,000円
装花とは、カップルが座るメインテーブルやゲストのテーブルに飾る花のことで、費用には花嫁が持つブーケやブーケトニアなども含まれます。
装花にかかる平均費用は花の種類やボリューム、数によって変わります。
ペーパーアイテム
<平均費用:1部あたり>
・招待状:390円
・席札:190円
・席次表:399円
・プロフィールパンフレット :324円
ペーパーアイテムは、ゲストの数だけ必要な物が多いため、ゲストの人数が増えればその分費用もかかります。なかには、招待状や席札を手作りするカップルも。手作りか業者に依頼するかによっても費用が異なります。
衣裳関連
<平均費用>
・新婦の衣裳総額:47万8,000円
・新郎の衣裳総額: 16万5,000円
衣裳にかかる費用の内容は、新郎新婦が着る衣裳代の他、ベールやアクセサリーなどの小物、ブライダルインナーなどが挙げられます。
衣裳の種類や着る数によって費用が変わる他、結婚式後に髪型をリセットする場合は、引き上げ料として別途費用がかかることもあります。
引出物関連
<平均費用:1人あたり>
・引出物:5,900円
・引菓子:1,400円
・プチギフト:294円
ゲストに渡す引出物・引菓子やその袋代、プチギフトの費用は、ご祝儀の額やゲストとの関係性によって異なる他、地域によっても大きく変わります。
ゲスト1人ずつに渡すのが基本ですが、家族や夫婦で出席してくれるゲストへ渡す場合は、家族単位で1セットにすることもあります。
また、引出物を渡すための袋を自分達で持ち込む場合は、持込料が別途かかる可能性があるので式場に確認してくださいね。
写真
<平均費用>
・スナップ撮影の費用:21万2,000円
結婚式当日に撮影するスナップ写真などの費用です。カット数やオプションの追加でさらに金額が変わったり、前撮りする場合は別に費用が発生したりする可能性があります。
演出
<平均費用>
・司会者の費用 :7万円
・映像を使った余興や演出の総額:3万5,000円
演出の費用としては、主に会場の音響・照明の費用、司会者にかかる費用が挙げられます。披露宴で映像を使った演出をする場合には、使用する機材などの費用がさらにかかる可能性もあるでしょう。
結婚式費用の見積もりのもらい方とコツ
結婚式のプランを考える際、出された見積もりを見て、その金額が自分達にとって妥当かどうかを判断することも大切です。ここでは、見積もりのもらい方やコツを見ていきましょう。
見積もりは3回程度出してもらう
見積もりは3回出してもらうと、結婚式にかかる費用を効率的に確かめられます。
1回目は、「ゲストの人数・挙式スタイル・結婚式の日取り」を伝え、全体の予算感をざっくりと掴みましょう。
2回目では、自分達の要望を式場側に一通り伝え、要望を全部盛り込んだ最高金額の見積もりを確認します。
3回目では、最終的に収めたい現実的な予算金額に向けて、やる部分・やらない部分をそれぞれ吟味し、内容を調整します。
項目を分類して整理する
以下の3項目に分けて費用を整理すると、予算の調整がしやすいです。
①ゲストの人数で変わる費用
主に料理・飲み物、引出物関連、ペーパーアイテムが挙げられます。これらの費用を早めに確定するためにも、ゲストの人数を早い段階で決めておくことをおすすめします。
②ランクで変わる費用
装花関連・衣裳関係などが該当します。特に、ウエディングドレスにこだわりがある場合は、「予算オーバーで着たいドレスが着られない」とならないためにも、早めに試着をして候補を決めておきましょう。
③オプション追加で変わる費用
演出関連・ムービー作成・写真撮影に関しては、絶対にやりたいことをピックアップして優先順位をつけることをおすすめします。
プライスリストをもらう
プライスリストとは、演出・ドレスなどの項目ごとに金額の目安が書かれた一覧のこと。プライスリストを参考に必要な項目をピックアップすれば、予算計画がスムーズに立てられます。
また、出された見積もりを元に金額調整を行う際も、手元にプライスリストがあれば検討しやすくなります。
結婚式の費用を抑える節約術
理想の結婚式を叶えたいと願う一方で、費用はできるだけおさえたいものです。結婚式を挙げる日取りの調整やアイテムを手作りすることで、費用の節約が可能です。
繁忙期を避ける
大安や友引といったお日柄が良いとされる日や、土日・祝日などの休日、さらに春・秋などの人気シーズンを避けるようにすると、お得なプランで式を挙げられる可能性があります。夕方から夜の時間帯も割安な傾向があるので、チェックしてみると良いかもしれません。
なお、日取りに関しては親や親族から理解を得るのが大切です。またゲストの参加しやすさや、気候への配慮も忘れないようにしましょう。
アイテムを手作りする
必要なアイテムはなるべく手作りすることで費用を抑えられます。例えばペーパーアイテムを手作りすれば1部あたり数百円、プロフィールムービーも自作すれば数万円は節約可能です。ただし、持ち込み料がかかる場合もあるため、事前に結婚式場に問い合わせてから準備を始めていきましょう。
その他の節約術については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
結婚式のご相談はアルカンシエルへ
撮影:アルカンシエル横浜 luxe mariage
アルカンシエルは「感謝を、式のまんなかに。」をコンセプトに、今まで4万組以上の結婚式をつくってきました 。
家族やゲストへの感謝を伝えることに重きをおいたプランニング や受賞歴ある料理でのおもてなしに定評があり、クチコミサイトでは1位を獲得しています。
結婚式の費用やプランについて詳しく知りたい場合は、アルカンシエルのブライダルフェアに参加をしてみてはいかがでしょうか。プロの提案でおふたりにとって大切なポイントを整理し、希望の費用や内容で結婚式ができるよう提案します。
平均や内訳、自己負担額を知って結婚式費用の検討をしよう
結婚式の費用はその内容によって違いが出てきます。結婚式費用の平均や内訳をしっかり把握した上でふたりの要望を書き出し、式場スタッフと相談しながら予算とのバランスを取っていきましょう。ふたりの理想の結婚式を挙げるために、計画的に進めていきたいですね。